雪の子持山に登った記憶は薄れていたが20年程前に歩いていたようだ。そういえばセレナが小峠まで上れなかった記憶があるなあ。小峠へのアクセスは高山村方面からが安心だ。今回は雪道の心配もあるのでぐんま天文台からの歩きにした。 |
ツキノワグマの生態 クリックで拡大 |
大規模な伐採作業が行われているようだ |
天文台へは舗装路 |
ゲートがある ここからは雪道 |
風はなく穏やかな日だ。職員駐車場を借りて歩き出した。天文台への道を分けると、重機による伐採作業が行われているようでキャタピラーの跡が硬くなっている。寒いためにぬかっていないので歩きやすい。やがてゲートに着くと突然の雪道となる。林道は西から北方面になっているため積雪量はそれなりにありツボ足となった。一人二人の踏み跡が残されているので利用させてもらいながら林道を歩いていく。ときおり展望が開け白砂山方面を見ることができる。松や杉の伐採跡にはわずかに雪が残っている。 |
林道から草津・白砂方面 |
小野子三山が良く見える |
林道から近道に入る |
小峠への分岐 小峠コース中間点 |
「山頂へ近道」の道標が目についた。トレースもそちらに伸びている。林道をくねくねと歩いていくのはやはり大変そうなので近道を行こう。樹林帯に入れば多少積雪量が少なくなるかも。トレースを追って歩いていくと小峠からの道を合わせた。歩いてきた道を振り返ると「林道まで5分」とある。帰路はここが分岐点になるんだな。 |
雪が深くなってきた |
再び林道と出合い山頂へ |
雪が少しは薄くなるかもとの期待は裏切られ、積雪量は一向に減らないどころか増えてきた。それでも先人のトレースに助けられて歩いて行ける。やがて林道に出た。林道を行けばNTTの鉄塔経由で山頂だが道のりが長い。ここも山道を行くしかないな。傾斜が少しきつくなってきたがゆっくりと歩いていこう。休み休み歩くと傾斜も緩み山頂が見えてきた。 |
子持山山頂に着いた |
立木の枝が切り落とされ浅間山が見える |
こちらは武尊山 |
奥日光の山々から袈裟丸連峰 |
誰かいるかなと思ったが誰もいない静かな山頂だ。一等三角点を探してみるが正確な位置を把握していなかったため直ぐに諦めてしまった。山頂からの展望は360度とはいかないが、場所を変えてみればそれなりに楽しむことができる。 |
谷川主稜線 |
平標山・仙ノ倉山・エビス大黒の頭 |
谷川岳 |
十二山神と赤城山 |
方位版は雪の上 |
一等三角点は雪ノ下 |
山頂の岩が十二山神かな |
山頂から赤城山 |
山頂からの展望を心いくまで楽しんだ後で下山だ。来た道をそのまま戻る。下りはサラサラ雪に足を取られることも多く要注意だ。登ってくるソロさんが見える。挨拶をすると、「小峠から、毎日登っている。」と。確かに小峠からのトレースもついていたな。彼のものなのだろう。登山道の一部にも風の通り道があるらしく風紋や雪庇がある。雪庇の向こうには榛名山が良く見える。 |
雪庇もある |
榛名山 向うに八ヶ岳 |
トレースはわずか |
森林文化都市宣言 |
森林文化都市宣言
「私たち沼田市民は、あらゆる生命の基盤である豊かな森林にかこまれたまちを誇りとし、人と自然が真にふれあう理想のまちをめざします。それは、このまちに住む人・訪れる人がつくるうるおいと文化のかおり高いまちであります。ここに、森林文化につつまれた人間都市…沼田の創造をイメージして「森林文化都市」を宣言します。」 |
林道に出た |
林道から小野小山と草津白根方面 |
下りの林道の魅惑もあったが来た道を忠実に戻る。雪がなければ小走りでもしたいところだが積雪があってはさすがに無理だ。 |
ゲートまで戻った 雪はここで終わり |
小野小山とぐんま天文台 |
やがてゲートに着くと雪道は終わり。ここでスパッツを外す。暖かな太陽の日差しを浴びて道はぬかり始めている。歩き方が下手なものだから気を付けていてもズボンの裾を汚してしまう。伐採された木を眺めながら登山口に戻った。 |