黒斑山・蛇骨岳
くろふやま・じゃこつだけ
2,414m・2366m

浅間連峰
嬬恋村、長野県
活火山である浅間山の現在の噴火警戒レベルは2であり前掛山までは行くことができない。したがって第二外輪山縦走コース(黒斑山、蛇骨岳、仙人岳)を歩くしかない。つかの間の好天に恵まれて蛇骨岳まで歩くことができた。
登 山 日 2024年2月24日(晴れ)2020年1月11日の記録
メンバー しんぷるライフ
行  程 車坂峠登山口10:20…11:16槍ヶ鞘…11:25トーミの頭…11:40△黒斑山…12:10△蛇骨岳…12:50△黒斑山…13:25トーミの頭…14:15登山口
yamap ルートマップ
県内の山々は白くなっていた。榛名山や西上州の山々にも霧氷が付いたらしい。浅間山も白くなっている。これは楽しい山歩きが期待できそうだ。ところが碓氷バイパスを抜けて軽井沢に入るとどーんより。浅間山は雲の中だ。チェリーパークラインに入るとなんと霧氷の歓迎。上空には雲が垂れ込めているので光は入らないが、高峰高原は雲の上だと信じて霧氷の中、車を走らせていく。やがて雲の中を抜けると青空と高峰高原ホテルが見えてきた。

青空が広がった

雲海の上に八ヶ岳
高峰高原ホテル前の駐車場も空いている。登山口で軽アイゼンをつけてさあ出発。数日前の降雪の影響はあまりなく積雪量は少ない。他の登山者に交じって歩いていく。車坂山から一旦下って樹林帯を歩いていく。振り返れば時々展望もある。

高峰山 ゲレンデも見える

鹿島槍ヶ岳から五竜岳 ちょこっと烏帽子

雲海の上に乗鞍岳

コマクサ展望台 眺望がいいね
樹林帯を抜けてコマクサ展望台に立てば一気に展望が広がる。雲海の上に奥秩父山塊(東アルプス)から八ヶ岳、中央アルプス、御嶽、乗鞍から北アルプスが一望だ。みなさん、お久しぶりですね。お化粧姿を見に来ましたよ。

御嶽山も雲海の上

もう最高 イェイ

烏帽子岳の向うに北アルプス

霧氷が綺麗だ
十分に展望を楽しんでから再びコメツガの樹林帯に入っていく。サクサクと雪を踏む音が心地よい。黒斑山も気持ちがいいほど真白。

コメ栂の樹林帯も楽しい

黒斑山の霧氷

つい北アルプスに見とれてしまう

槍ヶ鞘で一枚
シェルターを過ぎると槍ヶ鞘に出た。浅間山とご対面だ。良い感じじゃん。これは撮らない手はないなと記念写真。トーミの頭は混んでいるので帰りに寄るとして黒斑山へ急ぐ。霧氷の化粧をした黒斑山が魅力的だなあ。青空があって本当に美しい。

霧氷の黒斑山 右端はトーミの頭

霧氷と青空かな

黒斑山

蛇骨岳に向かう
黒斑山では一枚撮ってもらって休憩はなし。天気は最高だし風は穏やかだし蛇骨岳まで歩いてみよう。樹林帯を抜け、滑落に注意しながら外輪山のふちを歩いていくとピストンする登山者の多いこと。こんな日だもの歩きたくなるよね。ウキウキの山歩きだ。

外輪山 中央はJバンド

黒斑山を振り返って

浅間山がいいねえ

蛇骨岳に着いた
今日の釜山は穏やかそうに見える。外輪山からの展望を楽しみながら歩いていくと蛇骨岳に着いた。群馬県境の峰々が一望だ。谷川岳方面だけがちょっと悪いくらい。雪化粧をした山はくっきりと見分けがついていいですなあ。風は微風で過ごしやすい。

北信の山々 高妻山・雨飾山・焼岳・火打山・妙高山が見える

中央に草津白根山

蛇骨岳から浅間山

霧氷撮り 遠く武尊山

わずかな風を避けて

浅間山が穏やかに見える
蛇骨岳で微風を避けてランチだ。冬の山ってなにがいいのかな、白色と紺碧と雪と氷? やはり山でしか味わえない感動があるよね。

蛇骨岳を辞して振り返る

コメツガと浅間山

素晴らしい展望に見とれて

楽しい外輪山の歩き
霧氷と展望を味わいながら外輪山を戻て行く。群馬県側は雲海はないが、長野県側は雲海が広がって高嶺だけが頭を出している。

霧氷を楽しんで

霧氷の前で撮りたくなる
樹林帯を歩いて黒斑山に戻れば相変わらず山頂には登山者が多い。さて下りますかね。雪道をサクサクと下っていくとトーミの頭だ。岩場を上がって展望を楽しむ。ここから見る第一外輪山の展望が実にいいんだよなあ。雪が解けて初夏を迎えれば高山植物が登山者の目を楽しませてくれるのだろう。そして秋には紅葉が山を彩る。山の楽しみは尽きることはない。

帰路にトーミの頭に寄って

外輪山を眺望する

ちょっと引いて

コマクサ展望台 北アルプスが雲海に浮かんでいる
トーミの頭からの展望を楽しんだ後で、土やガレが露出したぬかるんだ道を下っていく。少し上り返せば槍ヶ鞘だ。浅間山も見納めになるので振り返ってさようならだ。槍ヶ鞘からは樹林帯の下りだ。時折でてくる展望を楽しみながらコマクサ展望台へと下っていく。

槍ヶ岳ズーム

高峰山、篭ノ登山、水ノ塔山

一日中雲海が広がっている

展望もこれで終わり 登山口に急ぐ
コマクサ展望台からの眺望を楽しめば登山口に戻るだけ。長野側の雲海はどこまでも広がり尽きることがないようだった。

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