大桁山
おおげたやま
836m

西上州
富岡市
大桁山は西上州の玄関口にあたる。山は杉林に覆われ夏にはヤマビル注意の山になった。山頂からは展望は期待できないが、途中の鍬柄岳に登れば気持ち良い展望が得られる。ここには関東ふれあいの道が通っている。
登 山 日 2024年02月08日(晴れ)2003年3月22日の記録
メンバー しんぷる
行  程 鍬柄岳登山口10:06…10:45△鍬柄岳11:02…11:33川後石峠分岐…12:05▲大桁山12:42…13:00川後石峠分岐…13:07川後石峠…13:38鍬柄岳登山口
yamap ルートマップ
千平の踏切を渡って鍬柄岳登山口に着いた。5台程度は止まれそうだが、今日は先行車が一台あり歩きの準備をしているところだ。軽く挨拶をしてこちらも準備にかかる。物好きがいるものだな。まあ、こちらもそうかもしれないが…。

鍬柄岳登山口から鍬柄岳が頭を出している

登山口には数台の駐車余地

鍬柄嶽阿夫利大神とある

スギの林を登っていく
少し戻って鍬柄岳の登山口に立つ。先行者の足跡はないようだから直接、大桁山へ向かったようだ。先ずは鍬柄岳に立って展望を楽しもう。雪の具合で最初からチェンスパを付けて歩き出す。直ぐに鍬柄嶽阿夫利大神に着く。2月に入っているが幣束が残っている。道標もしっかりしているしピンテもあるので迷うことはない。雪はチェンスパが程よく効いて歩きやすい。

鍬柄岳の基部から
鎖が出てきて

鎖につかまって

あれ、まだ先だ
ジグザグと歩いていくと基部に着いた。日当たりがいい鎖場には雪はついていない。岩場にはチェンスパは危険だ。鎖を前にチェンスパを外してザックもストックも置いて鎖に取り付いた。最近は鎖に緊張することが多いなあ。鎖を離さないように登っていく。頂上に着いたかなと思ったらまだ先に道は続いている。頂上部には雪があるが、凍結はなく鎖もついているので不安なく山頂に立った。

大桁山が近い

頂上に着いた 南牧の山が良く見える

御荷鉾山塊だ

遠く赤城山
山頂には幾つもの石祠がある。山頂からは鹿岳と荒船山が最初に目に入った。そして南牧の山々が良く見える。どの山もまだらに白くなっていて、ここ西上州にも南岸低気圧による降雪があったんだ。遠く筑波山も見える。富岡アルプスが近いなあ。

下ると基部を巻く

尾根を行くので迷わない
展望を楽しんでから鎖場を戻る。鎖に少し慣れたのかドキドキ感はない。チェンスパを付けなおして大桁山へと向かう。基部を南側から歩いていく。基部を終える道は尾根道になって積雪はわずかにあるが踏み跡もわかり易い。快適な尾根歩きだ。

道標もあるしピンテも切れない

作業道から階段を上る

川後石峠から道を合わせる

立派な杉の木だがそろそろ花粉が…
やがて車道へと出た。前方には梯子階段がある。ここを上がって歩いていくと良く手入れがされた杉林だ。登山道には雪の上にカモシカの足跡が残っている。登山道にずっと続いているので、まるでカモシカの足跡を追っているようだ。川後石峠から道を合わせて広い関東ふれあいの道に入ると雪が深くなってきた。一人の踏み跡がある。登山口の人だろう。丸太階段があるが雪の下だ。

ひたすら杉

関東ふれあいの道だ

最後の登り 雪が深い

山頂に着いた
最後の直線に入ると一段と雪が深い。雪の下に認める丸太階段をうまく利用して歩いていくが疲れる。明るい急登を休み休み登っていくと待望の山頂に立った。先行者がベンチに腰を下ろして休息していた。挨拶をしてベンチの隣端に座ると話しかけてきた。話始めると延々と山の話が続く。楽しい話だがいつまでも聞いているわけにもいかず途中で挨拶をして下山に入った。

三等三角点滝ノ平836.08m

山頂 隣に座って長話

川後石峠 林道が走る

林道から分かれて
下りはズボンの裾を濡らしながら小走りで降りていく。鍬柄岳への分岐を分けて広い関東ふれあいの道を下るが、林道は林の中と違って雪がまともに積もるものだから靴がすっぽりと埋まってしまう。それでも下りだからあまり苦にならないかな。

大桁山自然探勝路の標柱

下仁田フィッシングパーク近くの案内板
東電の巡視路道標から林の中の登山道に入ると雪は少なく歩き易くなった。やがて舗装路に出るとチェンスパも邪魔になったのでここでお役御免だ。大桁やすらぎの森駐車場脇を通り過ぎれば下仁田フィッシングパークだ。こんなところに釣り堀があるなんてねえ。今は冬期休業中のようだ。そこからは直ぐに鍬柄岳登山口に着いた。西上州では久しぶりに楽しい雪山歩きになった。

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