登 山 日 | 2024年02月01日(晴れ)2001年9月15日の記録 |
メンバー | しんぷる |
行 程 | 古谷登山口13:38…13:48密岩登山口…14:02五合目…14:14天狗の架け橋分岐…14:22鷹の巣遺跡…14:36▲岩櫃山14:41…14:46九合目…15:02旧道分岐…15:12赤岩登山口…15:20古谷登山口 yamap ルートマップ |
古谷地区には立派な登山口がある。かつては駐車場もなく郷原駅から歩くのが普通だった。NHKの大河ドラマ真田丸をきっかけに岩櫃山の登山口は随分と整備され、古谷地区だけでなく平沢地区も同様に整備され登山者を迎え入れている。 | |
古谷登山口駐車場から |
岩櫃神社から |
古谷登山口駐車場には一台もない。古谷集会所のトイレを借りてから歩き出す。青空が広がってはいるが上空の風は強そうだ。集落を抜け三合目の密岩通り登山口に来ると、冬期登山自粛~3月末とある。岩場の凍結があると危険だからだろう。冬期自粛があるとは知らなかった。この山を訪れるのは秋の紅葉シーズンがほとんどだったからだ。今年は暖冬で凍結の恐れはないだろう。 | |
密岩通り登山口は三合目 |
落葉で登山道がはっきりしない |
険しい登りだ |
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鎖の交差点 |
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登山口からうす暗い杉林を抜けると岩場の急騰になる。鎖がこれでもかと出てくるが特に難しいところはない。真新しい鎖を使って登っていくと鞍部に着く。北からの風が吹き抜けていく。少し進んで岩場に差し掛かると突風で帽子が飛ばされてしまった。近くに落下したので回収して事なきを得た。稜線で飛ばされたら諦めるしかないか。 | |
天狗の架け橋は通行禁止 |
行けるだろうけど |
七合目は天狗の架け橋だ。滑落事故があってからか通行禁止になっている。鎖はついていて行けそうに見えるけど落ちたらアウトだからな。一回だけ通ったことがあるがビビって尻がムズムズした覚えがある。当然、迂回路を取る。 | |
鎖が続く |
山頂が見えてきた |
鎖が続く。緊張して体が硬くなってくる気がするなあ。しっかりと鎖を使って慎重に登っていこう。やがて山頂部が見えた来た。 | |
鷹の巣遺跡 何の遺跡かな |
鷹の巣遺跡だそうだ |
鷹の巣遺跡の道標があるので行ってみる。山頂の下に位置するようだ。弥生時代の墓だったそうで壺などの土器が出土し、その中からは人骨がみつかった。弥生時代には再葬の風習があり、いったん埋葬した遺体を掘り上げて骨を土器に入れて再び別のところへ葬ったとのこと。このような墓を「再葬墓」と呼び、月夜野町の八束脛洞窟遺跡も再葬の遺跡と考えられているとのことだ。 | |
山頂に着いた |
四等三角点岩櫃山802.77m |
密岩通りは緊張の連続で精神的に疲れる。岩櫃山を初めて歩いたのが密岩通りで、小学生だった子供達を連れての家族登山だったのだから今では驚きだ。この山は尾根通りを歩くのがいいなあ。やがて基部に立つと最後の鎖が垂れている。山頂には誰もいない。 | |
小野子三山・子持山と赤城山 |
榛名山 |
妙義山 |
吾嬬山と薬師岳 |
鎖を頼りに山頂に立った。紅葉時期は山頂は混雑していて登る気が失せて、尾根通りの九合目の岩場から眺めることが多い。今日は大展望の山頂を独占だ。赤城、榛名、妙義の上毛三山が見える。はやりこの頂に立たなければダメだな。眼下には古谷集落だ。 | |
一番高い高間山 |
赤城山ズーム |
九合目から山頂を望む |
沢通り・尾根通り・十二様通り・赤岩通り合流 |
下りは赤岩コースとしよう。尾根通り九合目からは歩きなれた道だ。一本鎗、天狗の蹴上げ岩などを通り抜け五合目旧道分岐に出る。 | |
赤岩通りで下る |
分岐道標が立つ |
岩が赤いから赤岩通り |
階段が続く |
赤岩通りの下りはいきなりの鎖場だ。名の通り足元の岩が赤い。鎖場を下ればあとは丸太階段を行くだけだ。登山口に降りると立派な標柱や案内板がある。やはりここも三合目。密岩通りは岩場や鎖が大好きな登山者向けのコースだな。くれぐれも慎重に。 |