岩櫃山
いわびつやま
802m
東吾妻町
岩櫃山
登山日 2001年9月15日(曇り一時雨) しんぷるライフ
行 程 密岩登山口(14:30)…山頂(15:20)…北のピーク(15:30)…赤岩登山口(16:10)
 国道145号線を中之条から長野原方面に向かう途中、JR吾妻線郷原駅周辺から見上げる岩山がある。これが岩櫃山だ。この山は吾妻町のホームページで詳しく紹介されている。登山口はいくつかあるが、最もこの山を楽しむならば、密岩コースからの登山であろう。低山ではあるがクサリ場、ハシゴが次々と現れ緊張の中にも充実した山歩きが楽しめる。山歩きのあとは町営岩櫃城温泉「くつろぎの館」で一汗流していくといいだろう。 案内板

登山口
 密岩登山口へは郷原駅の手前の踏切を渡るとすぐにT字路にぶつかる。そこからは岩櫃山の道標が道なりに出てくるのでそれに従って進む。途中、密岩登山口と赤岩登山口の分岐があるが密岩を目指して進む。ただし、帰路を密岩コースでは大変なので赤岩コース等の他のコースをたどるとすると、どこか途中に車を置いたほうがいいだろう。登山口には立派な案内が建っている。

登山口付近の道

石門

山頂へのクサリ
 樹林帯のうっそうとしたジグザグの中登を行く。10分ほどいくと密岩神社への分岐だ。しかし道標には×印があり、どうやら閉鎖されているようだ。ここはまっすぐ山頂に向かう。5分ほど進むと最初のクサリである。ここからはガレ場で、また台風が過ぎて間もないこともあるのだろうか、ぬかるんでおり足場が脆く非常に歩きにくい。登山口から30分ほどでコルだ。ここを右に進み岩の間を縫って登ると「天狗の架け橋」。ここは危険なので、迂回路を利用する。ここからは本当にクサリ場の連続だ。緊張の連続である。

山頂
 岩穴を抜け山頂を巻き込むように進むと、山頂への最後のクサリが現れる。ああ、何ということか…。ここで雨が落ちてきた。降りもそんなに弱くはない。暫くやみそうもないようなので、急いで山頂へのクサリにつかまる。写真を一枚撮って直ぐに下山だ。帰路は赤岩通りとする。密岩通りを下山に使うのは大変だと思う。

北隣のピークから山頂
 梯子・鎖があるがすぐに北のピークに出る。ここで雨はやんだ。ここも結構眺めがよい。山頂や、天狗の架け橋がよく見える。ここで小休止し本格的に帰路に入る。道標に従い一旦沢通りに向かって進み、赤岩通りの分岐右に折れる。途中すぐに郷原(赤岩通り)と旧赤岩通りの分岐に出るが、これを赤岩通りに足を進める。この分岐にレンガ色をした赤肌の岩があり、この横を降りていく。このコースはおそらく最近設置されたらしい階段で整備されている。しかしながら土砂が流出し、または流れ込んで、1、2年で駄目になりそうである。また思いのほか急な下りである。

赤岩登山口
舗装された畑の中の道に出る。登ってきた岩櫃山の岩峰を仰ぎ、やっぱり山行は朝からに限ると、びっしょに濡れた頭をこすりながら密岩登山口近くに止めた車まで戻る。
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