2012年12月14日
重大な副作用

リュープリンSR注射液の添付文書に以下の記述がある。

【作用機序】
高用量のLH-RH又は高活性LH-RH誘導体であるリュープロレリン酢酸塩を反復投与すると、初回投与直後一過性に下垂体−性腺系刺激作用(急性作用)がみられた後、下垂体においては性腺刺激ホルモンの産生・放出が低下する。更に、精巣及び卵巣の性腺刺激ホルモンに対する反応性が低下し、テストステロン及びエストラジオール産生能が低下する(慢性作用)。リュープロレリン酢酸塩のLH放出活性はLH-RHの約100倍であり、その下垂体−性腺機能抑制作用はLH-RHより強い。リュープロレリン酢酸塩が高活性LH-RH誘導体であり、下垂体−性腺機能抑制作用が強い理由は、リュープロレリン酢酸塩が、LH-RHと比較して蛋白分解酵素に対する抵抗性が高いこと、LH-RHリセプターに対する親和性が高いことなどによる。更に、本剤は徐放性製剤であるので、常時血中にリュープロレリン酢酸塩を放出して効果的に精巣及び卵巣の反応性低下をもたらし、下垂体−性腺機能抑制作用を示す。

【その他の副作用】
内分泌系(0.1〜5%未満)
 頭痛、不眠、顔面潮紅、めまい、発汗、性欲減退、勃起障害、女性化乳房、睾丸萎縮、会陰部不快感
筋・骨格系(0.1〜5%未満)
 関節痛、骨疼痛、肩・腰・四肢等の疼痛、歩行困難、手指等のこわばり

今、しんぷるを悩ませているのが関節痛、骨疼痛、手指のこわばりだ。
最初は手指のこわばりに始まった。
初回のリュープリンが4/26、次に5/24、6/21、7/19と4回が28日タイプのもの。途中の肝機能異常で3カ月製剤の投与が遅れてしまった。

この間の副作用はじっとしていられないほどのイライラ感と発汗。発汗は大したことではなかったがイライラ感には参った。安定剤を服用してみたが大した効果もなくすぐに止めてしまった。しかし夏の暑い時期を過ぎるとイライラ感も徐々に治まり、いい感じになってきたのだが。順調に放射線治療が始まり今年中には治療が終わると思っていたのだが…。

なんとなく手指のこわばりが気になってきた。添付文書を読むとその他の副作用に記載されていた。11/8に2度目のリュープリンSR3カ月タイプを打つ頃には、手指のこわばりが酷くなっていたので注射を中止してもらおうかとも考えたが、放射線治療が終了するまでと思って継続した。今から思えば思い切って止めておくべきだったかも。日に日に症状は酷くなっていくばかりだ。夜中に目が覚めると指関節が固まっている。動かすとそのままボキッと音を立てて折れそうな感じがする。骨と骨がこすれあっている感じ。ゆっくりと伸ばしたり曲げたりを繰り返しているうちにグーパーが出来るようになる。

リュープリンSRはあと7週間は薬効を持っている。最近では足の骨も同じように痛んできた。肩もおかしく痛みで動作がままならない。いったいどうなってしまうのだろうか。

前立腺がん治療体験者のブログなどを見ると骨痛に関しての手記があった。その人は歩くのもままならないほどまでなってしまったが、薬効が切れてくると症状は消えていった。
しんぷるの場合、薬効が切れるのが来年2月に入ってからだ。まだまだ長い日数がかかる。痛みだけで治まってくれるならいいのだが…。

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