2012年07月06日
Iさん長男の葬儀

今日は、懇意にしているIさんの長男さんの葬儀、告別式だった。
長男さんにはまだ4歳の一人息子があった。

葬儀の際、父親の死を理解できない一人息子は自由奔放に振舞っています。
誰か言い含めて静かにさせれば良いと思っていたが、それをなだめる親族もいない。
和尚も我慢していたようだが、業を煮やしたようで、一人息子を外に出せと言い出した。
結局、親族が一般席から出てきて連れ出す始末。

一人息子はまだ小さく父親の死を理解できないのは当たり前かもしれない。
しかし、その振る舞いを見ていると哀れに思ってしまった。
これから母親と二人の生活が始まるのか、実家に戻って暮らすのかは分からないけれど。
いずれ父親の死を理解するときが来るのだろう。

喪主である妻の挨拶が終わって直ぐに、呼び戻された息子は
「僕も、僕も」と言って
マイクに向かって笑顔で、「ありがとうございました。」
…なんて悲しいことか。

若くして配偶者、子供を残して死に行く無念さは余りあろう。
なぜこんなことになったのか。

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