2012年06月15日
小学生時代 4

高瀬小学校でも友達が出来た。
学校の同級生、近所の友達。

学校の近くの小川にはアメリカザリガニが沢山いた。
石を剥げばたいていは見つかった。
取っても飼うことはできないから結局は逃がしてしまうのだが捕まえることが面白かった。

砂利道の通学路(当時は舗装路などなかった)ではカラスノエンドウを細工して鳴らしたものだ。
シビビー、シビビーと鳴るものだから当然シビビーと呼ばれていた。
種を取って切れ目を入れるのにコツがいる。子供なりに上手く鳴らせるかを競ったものだ。
農家の耕運機に付けられた荷台に乗せてもらって帰ったこともある。

近くには鏑川が流れていて釣りにも行った。
川は全体に浅く富岡市街地まで石を積み板を渡した橋が出来ていた。
この橋は台風など大水が出ると流されてしまうのだが、そのたびに作り直されていたようだ。
大水が引いた後に母親に手を引かれて川を渡れたくらいだから浅さがわかろうと言うものだ。
ここでは「あんま釣り」といって、仕掛けは竿に釣り糸と針だけを付けたものである。
川の浅瀬に入って下流を向き、川の流れに任せ腕を前後に動かしているだけのものだ。魚が食いつくと引いた時にググッとくる。当時は魚影も濃く魚が足に触れたり股の間を泳いでいたものである。
父親も夕方になると毛バリ釣りをしていた記憶がある。

またプラモデルを初めて作ったのもこの頃である。サンダーバード1号だったか3号だったかを買ってきて組み立てたのだが上手くいかずに投げ出したのが最初だ。めげずに2号を買ってきて完成させた。その後もいくつかは買ったのだろうが明確な記憶は無い。

近所の友達とはよく遊んだ。泥団子を作って硬さ比べをするのだ。丸めては乾燥させ何層にも重ねて行く。黒光りするまで磨いたり、草を混ぜると硬くなるとか、子供なりに工夫をしてゴツンとぶつけ合う。
雪が降れば雪合戦だ。
特別な遊び場なんて無い。川や畑や神社、時には道路、とにかく家の外が子供たちの遊び場だった。

inserted by FC2 system