2012年02月13日
小学校時代 2

自転車を乗ること自体が楽しいときもあります。皆で集まって自分たちの行動範囲を乗り回します。行動範囲といっても生活している集落の域を出ませんが、競争したり探検に出かけたりと様々です。自転車のない子や乗れない子は走って付いてきます。ある日、先頭を切って橋の欄干に足をかけたはずの友達の姿が一瞬で消えました。落ちたと思いました。小さな川に掛けられた橋の欄干は子供の腰の辺りまでしかなく、自転車に乗りながら掛けた片足が低い欄干を乗り越えてしまったのでした。

もう大騒ぎです。橋の上から覗き込むと川原の岩の上に自転車ごとうずくまっていました。幸いなことに主要道路に沿って川は流れ、人家も目の前に並んでいましたから、すぐに大人を呼んで救助してもらいまいた。子供の目線で見ると随分高いところから落ちたような記憶がありますが、翌日何もなかったように登校してきたのですから大きな怪我はなかったようです。

夏休みになると、親たち が川を堰き止め泳げるようにしてくれます。当時学校にプールはありませんでしたから、川で水遊びをするのは当たり前のことでした。交代で親が監視してくれていたようです。パンツ一枚になって泳いだり川の生き物と戯れることは自然なことでした。楽しい記憶が残されていきます。

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