2003年9月25日
ぐんま百名山

 職場の机の引出しを開けたら一片のメモが出てきた。そのメモには次の山名が記されていた。「鬼怒沼山、皿伏山(大清水→富士見下)、万太郎山、茂倉岳、平ヶ岳、大水上山/丹後山、八間山、横手山」

 これは5月の景鶴山を終えた後に書いたものだと思い出した。今年中に私が登ろうと計画していた山である。残すところ茂倉岳と横手山の2座だけとなった。予定では8月中には登り終えているはずだったのだが、なかなか計画通りにいかないのが現実だ。

 今年は週末の天気がいまひとつはっきりとせずヤキモキしてきたが、全般的に見れば比較的恵まれたのかもしれない。私にとっては初めての一泊山行もあり記憶に残る年になりそうだ。5年ほど前に登り始めてからかなりの数の山を歩いてきたと我ながら思う。

 山を歩くことを始めてから分県ガイド「群馬県の山」を手に入れた。次に上毛新聞社発行の「群馬の山歩き130選」を求めた。このガイドブックに紹介されている山はすべて歩いてみたいと思いガツガツと歩き始めた。完全にハマッタのである。一座また一座とつぶしているとき、群馬県で「ぐんま百名山」制定事業が始まった。3ヵ年で100座を定めようというものだ。いつの間にか目標はぐんま百名山へと移っていった。事前にしっかりと計画を立てて今年中に臨まなくてはならない山が一片のメモには書かれていたのだ(横手山は除く)。

 「山を歩く」という観点からぐんま百名山をみた時それにそぐわない山も存在するし、ピークすらはっきりわからないままで標高を数字に表しているひどいものさえある。ぐんま百名山は必ずしも山歩きのための山が選ばれたわけではないが、その選考にはいささか疑問を持たざるを得ない。現在80座が決定しており残すところ20座であるが、果たしてどの山が選ばれるのか非常に興味を持っている。ガツガツと登ることからは開放されている今日この頃である。

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