日暮山 にっくらやま 1,207m 妙義・荒船 下仁田町 |
三等三角点 日向山 1207.31m |
日暮山は登山ガイドにもあまり紹介がなく、いわゆる山ヤが登る山だった。ぐんま百名山に指定されてから登山道が整備され、ぐん百を目指す登山者に登られるようになってきた。2004年には軽井沢の別荘地から群馬山岳移動通信の記録を参考に登ったが、今ではその記録は削除されている。別荘地の管理者からクレームが入ったためだが、このホームページでは一部修正して残している。 |
登 山 日 | 2024年03月27日(晴れ)2004年4月24日の記録 |
メンバー | しんぷる |
行 程 | 下仁田町水道施設11:58…12:20登山口道標…12:45下山/急坂道標…13:10▲日暮山13:25…13:55登山口道標…14:13駐車位置 yamap ルートマップ |
小平集落からMapを頼りに林道を進む。だんだんと林道は荒れて不安になる。落石や落枝を除けながら進んでいくが気分は良くない。気にしなければ林道終点近くまで乗り入れられるようだがその気にはなれなかった。林道を水が流れていく下仁田町の水道施設前に止めて歩きだすことにした。 | |
下仁田町の水道施設に駐車して歩き出す |
林道終点先に道標がある |
林道を歩いていく。車が通れるかなあと見ていくと落枝などを除いていけば通れるようだ。あとは気持ちの問題かな。 | |
さらに作業道が続いているようだ |
落葉松林に出る |
林道終点近くに道標が二つあった。さらに作業道と思われる道の跡が残り、古びた徐行標識が残っていたところを見ると、さらに奥まで道は続いていたようだ。営林作業が盛んに行われていた時代の名残だろう。やがて広場のような落葉松林に出た。 | |
雪が残る作業道 かつては作業車が入ったようだ |
いよいよ日暮山に取り付く |
林の先にはわずかに雪が残っている。ピンテを追って歩いていくと取り付き点に出た。北斜面に当たるらしくわずかに凍結した雪が残っている。チェンスパかなと思ったが、尾根に出れば雪は消える気がして、我慢して歩いていくと思った通り雪はなかった。 | |
山頂まで急斜面とある |
ひたすら尾根を行く |
最初の石碑 |
給湯から開放される山頂稜線 |
日暮山/山頂まで急斜面の標識がある。尾根に道がついている。ここからはこの尾根を愚直なまでに直登して行く。踏み跡は確認できるが登山道としては踏み固めが足りないようだ。ズルっと足を取られることも多い。これでは下りが心配だな。あまりの急斜面でふくらはぎが攣りそうになる。ピンテを探しながらゆっくりと登っていく。ああ、つらい。それでも直登だけあって標高は稼げるなあ。 | |
摩利支天とある |
日暮山山頂だ |
朽ちそうな山頂標識が一つ |
展望台に来た |
やがて岩場が出てくると歩きやすくなった。すると石碑が目についた。そこには摩利支天と刻まれていて、明治時代に個人が置いたもののようだ。ここからは急登から開放され快適な稜線歩きとなった。いくつか石碑が置かれている。そして待望の日暮山の頂上に着いた。すぐ先の展望台に足を伸ばす。三角点からは展望がないのでここまで来なければねえ。さあ、展望を楽しもう。 | |
鼻曲山方面 |
榛名山方面 |
遠く妙義山 |
御荷鉾山から西上州の山々 |
展望台からのパノラマ |
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浅間山は あれ、雲が… |
山頂の三角点 |
浅間山は雲が取り切れていないなあ。まあ仕方ないか。あ、三角点を忘れていた。山頂に戻って三角点を探すとありましたよ。 | |
帰りの林道から見事な滝が見える |
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駐車地に戻った |
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ストックを頼りに注意深く下っていく。急斜面の下りは短時間で済んだ。忠実に来た道を戻る。途中には治水事業が行われて立派な用水路ができている。その沢には幾つか滝が流れ込んでいて水が豊富な山だなとの印象を持った。名前をつけてもらってもいい立派な滝もある。厳冬期は氷爆になるのかな。この日暮山は地形図を見ると、軽井沢レイクニュータウン脇の別荘地方面からも道がついているのがわかる。かつて登山道はその別荘地内を通っていたのだと考えるが、今では登山者お断りとあるらしい。 |