足和田山 あしわだやま 294m 御坂山地 山梨県 |
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西湖と富士山の間を東西に伸びる山の最高点が足和田山。かつてこの山全体は壇ノ山と表記され、山頂部を雨乞山や足和田山などとされていたとのこと。足和田山から西側の稜線上には三湖台と紅葉台の展望名所があり、青木ヶ原と富士山、西湖などを見渡すことができる。東海自然歩道の一部であり穏やかな道が続く。 |
登 山 日 | 2024年02月12日(晴れ) |
メンバー | しんぷるライフ、IT |
行 程 | 道の駅「なるさわ」8:50…9:02魔王天神社登山口…9:35稜線分岐…9:58▲三湖台10:15…10:35稜線分岐…10:17▲足和田山11:53…12:20稜線分岐…12:40魔王天神社登山口…13:00道の駅 yamap ルートマップ |
前日、鳴沢氷穴と富岳風穴に観光した後に紅葉台展望レストハウスを目指したが、あと少しというところでシャーベット状の雪道に阻まれて撤退となった。夜間には雨から雪となって、紅葉台から足和田山を往復する計画は変更をせざるを得なくなった。急遽登山ルートを検索して、道の駅なるさわ近くの登山口から稜線に出て右に左にピストンすることにした。 | |
魔王天神社参道が登山口 |
雪はあるが少ない |
道の駅なるさわに車を止めて登山口まで歩いてみると赤い鳥居がある。どうやらここが登山口になるようだ。社までは急で幅の狭い石の階段が続いているが除雪されていて雪はあまりついていない。しかも手すりが付いているので安心だ。先行者二人が社の脇でチェンスパを付けて歩いて行ったが、雪は凍結もなくしかも少ないので我々はそのまま歩いていくことにした。 | |
神社を抜ければ尾根を行く |
ところどころ土や枯葉が露出している |
神社を過ぎて少しすると尾根にトレースが続いている。南向きの斜面でもありところどころに地面が見ている。意外と急なルートには丸太階段が整備されてはいるが、老朽化が進んでいるうえ崩壊場所もあり回り道が付けられている。 | |
稜線に出るとロールペーパーが |
三湖台↔五湖台の道標 |
風もなく穏やかな道を登っていくと東海自然道となっている稜線に出た。トレースはしっかりとついているので心配はなさそうだ。先ずは三湖台に向かう。緩やかな下りが続く。途中、北からの風に吹かれて軽い地吹雪に襲われてしまった。思わず背を向けて立ち止まる。先行する二人は北風をものともせず歩いていく。恐るべし山女二人。 | |
トレースはしっかりある |
紅葉台は行かない |
三湖台だ 広い |
振り返って富士山 |
紅葉台の道標が見えると三湖台に着いたようだ。平原と呼べるような三湖台の向こうには御坂山地が見える。先端に向かって歩いていくと展望が広がってきた。振り返れば山頂部に雲がかかった富士山とライフ二人組。大きく広がる空は真っ青だ。 | |
立派な案内板がある |
わかりやすい方位版だ |
天子山塊 南アルプス 御坂山地(鬼が岳、十二ヶ岳、黒岳)だ |
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広々とした三湖台とそこからの展望は開放感があって素晴らしい。南アルプスにはところどころ雲がかかって稜線は一望できないが荒川三山は良く見える。1月に登った竜ヶ岳は意外と低いなあ。竜ヶ岳の麓には本栖湖が小さく見える。 | |
御坂山地と西湖 |
青木ヶ原の樹海と南アルプスだ |
天子山地(毛無山、雨ヶ岳、竜ヶ岳) |
山頂の雲が取れてきた |
富士山を取り巻く山塊の間には、溶岩流の上に形成された富士山原生林である青木ヶ原樹海が大きく広がっている。遊歩道はあるようだがあまり歩いてみたくはないかも。結果、展望や満足度は五湖台よりも三湖台に軍配が上がるなあ。 | |
引き返して五湖台(足和田山)へ向かう |
倒れた魔王天神社への分岐道標 |
五湖台に着いた |
河口湖が見える |
来た道を戻って足和田山へ向かう。吹いていた風はいつの間にか収まっている。残してきた足跡は北風ですっかり消えている。トレースを追って東海自然道を忠実に進めば五湖台に着く。展望台に上ってみるがあまり展望は変わらない。立木がだいぶ邪魔かも。 | |
二等三角点檀ノ山1,354.91m |
すっきりと雲が取れてきた |
ベンチに腰を下ろして軽いランチだ。基本的には昨日三ツ峠山の残り物。富士山だけを見るには問題ないけれど、立木があって視界はだいぶ狭いなあ。でも富士山にかかる雲はまるで心配はなさそうだ。こんないい日は今までで最高かもね。 | |
笑顔がこぼれるね |
富士山 あっぱれ! |
名残は惜しいけれど戻らなくちゃね。足和田山は昨日の三ツ峠山と同じように登山者の数は多くはない。騒々しくなくて快適な山頂だった。来た道を戻るが雪はだいぶゆるくなってきている。登山口への分岐を入ると思いのほか雪は消えていた。 |