仙ノ倉山
せんのくらやま
2,026m

谷川連峰
新潟県
登 山 日 2023年06月17日(晴れ)
メンバー しんぷるライフ、IT
行  程 7:10松手山コース登山口…8:10鉄塔8:15…8:45▲松手山…10:10▲平標山…11:10▲仙ノ倉山11:45…12:30▲平標山…13:35▲松手山…14:05鉄塔…14:55登山口
yamap ルートマップ 山行写真集
新三国トンネルを抜けて平標山登山口駐車場に着くと何やら異常事態。係員が出て交通案内を行っている。正規の駐車場は既に満車で第二駐車場への案内のようだ。スノーシェードを抜けた火打峠の駐車余地に駐車した。松手山コース登山口に歩いていくと、原っぱだった場所が臨時駐車場になっていて既に満車状態だ。混むとは予想していたけれど、まさかこんな状態になっているなんてびっくり。

変わらぬ階段から歩き始める

ヤマツツジは終盤かな
驚きの中いつも通りに松手山を目指して歩き出す。緑が生い茂る中薄暗い階段を登っていく。前橋では気温が35℃まで上昇するとのことだがこの林の中は涼しい。しばらくは花のない道だがやがてヤマツツジがポツリポツリと姿を見せる。落花も多くすでに終盤を迎えているようだ。

暗い樹林帯を抜けると緑が眩しい

ベニサラサドウダン 今が最盛期
鬱蒼とした樹林帯に木洩れ日が入るようになると新緑?が美しい。この時期に登山道を飾るのはベニサラサドウダンだ。花数が多く思えるのは気のせいかな。そんなことはない、今年はツツジの類は花付がいいのだから。やがて樹林帯を一旦抜けて鉄塔へと出た。

お気に入りのウラジロヨウラク

稜線がくっきりと見えてきた
鉄塔下も登山者の休憩場所として賑わっている。コンクリートの一角に腰を下ろして小休止としよう。陽射しは強いが風があり過酷な山歩きとはならなそうだ。登山者は次から次へと登ってくる。ハルゼミの大合唱が響き渡る。さあ松手山を目指そう。樹林帯を抜けると平標山への稜線が目の前に広がる。松手山の頂上にも多くの登山者の姿が見える。足元にはアカモノ、顔のあたりにはベニサラサドウダンやウラジロヨウラクなどのツツジが沢山。松手山からはわずかではあるが、新たにササ刈りが行われ側道が付けられていた。

松手山を振り返って苗場山

ササの稜線の先には
七合目あたりから振り返れば、緑深い稜線の先にはわずかに雪を残す苗場山が良く見える。急な斜面に入ると植生に変化がみられる。ハクサンと名の付く植物たちだ。まずはハクサンチドリそしてハクサンイチゲ、ヨツバシオガマも数が多いなあ。

ヨツバシオガマ 今年は株が多い

ハクサンイチゲは少なくなった?
ミツバオウレンが咲く狭い道を抜けて平標山の頂上に着いた。当然のことながら狭いとは言えない山頂も登山者で一杯だ。久しぶりなので一枚撮ってもらってから仙ノ倉を目指す。しかし仙ノ倉へと続く道には途切れることがないくらいの登山者の列が続いている。今までかつてこんなことはない。もっとも花の最盛期に来たことがないからそう感じるのかもしれないけどね。なんかとんでもない時に来てしまったような…。

谷川岳方面 茂倉岳

平標山に着いた 登山者で一杯

花畑に下っていく

ハクサンコザクラ 今年は数が多い~
数多くの登山者とすれ違いながら階段を下っていくと咲いていますよ沢山。ハクサンイチゲにコザクラそしてキンバイが主役だ。

ミヤマキンバイの大株

コザクラ沢山
鞍部の花畑を過ぎて振り返れば、大好きな平標山の絶景が目に飛び込んでくる。いつ見ても感動の景色だ。今日は一段と素晴らしい。

大好きな風景だ

マツダランプから東芝ランプに変わってる

アズマシャクナゲの残り花

エビス大黒の頭 ライフさん初めての景色
緩やかな登り道を行けば、はなはなさんとバッタリ。都会の喧騒のような山にびっくりと花の良さに感激的な話で…。激混みの山頂からはのんびりと景色を楽しむ余裕もなく、記念写真だけ撮って山頂先の道脇に腰を下ろした。夏のアルプス山行の足慣らしもここまででヘトヘトだ。さて戻ろうかと腰を上げると歩くのが精一杯。こんなんで大丈夫かな。

仙ノ倉はもう直ぐ

平標山を振り返る

見てみて 綺麗でしょ

登山道は行列
平標山から小屋に下る階段が膝にはきついというので松手山経由で来た道を戻ることにした。今までで最高の花畑だったけれど登山者の多さには閉口した。我々もそういった目で見られているのだろうけどね。ヘロヘロになりながらもなんとか下山できた。


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