高千穂峰(霧島山) たかちほのみね 1,574m 霧島連山 宮城県・鹿児島県 |
登 山 日 | 2023年05月15日(晴れ) |
メンバー | しんぷるライフ |
行 程 | 08:20高千穂河原登山口…09:25御鉢09:30…09:50▲高千穂峰10:15…10:30御鉢…11:25高千穂河原登山口 yamap ルートマップ |
天孫降臨神話の舞台と言われる山。山頂にはニニギノミコトが降臨の際に突き立てたとされる青銅製の「天の逆鉾」が立っている。坂本竜馬とおりょう夫妻の日本で初めての新婚旅行を偲ぶコースだ。何といっても目当てはご当地のミヤマキリシマ。最盛期はもう少し先になるだろうが霧島連山第二峰の高千穂峰に登ってみよう。 | |
天孫降臨の登山口 |
フムフム、なるほど |
鹿児島空港に着くとまず目に入るのが霧島連山だ。空港には山名が入った眺望図がある。そんなわけで霧島連山の山容と山名は大体わかっている。韓国岳に上った際に偵察に来ていた高千穂河原だ。青空は広がったが天気予報に反してすっきりとした展望は期待できそうもない。昨日も今日も天気予報はハズレ~。平日ではあるが混みそうな気配。 | |
石畳で始まる登山道 ミヤマキリシマが咲いている |
広い登山道 今のところ歩き易いが |
散策道は石畳で始まる。岡山から来た御婦人方と山の話をしながら歩き出した。群馬の山はあまり知らないようだが、那須連山の縦走で大変だった話を訊きながら歩いていく。ペースが合わないので頃合いを見計らって先行した。期待のミヤマキリシマの見頃はまだ一週間以上先のようだが、そこそこ咲いていて落胆する程ではない。 | |
咲いてますなあ |
思わず撮りたくなる |
高度を上げていくと霧島連山が少しずつ頂を見せ始める。桜島は霞んではいるがなんとなく確認できる。霧島錦江湾国立公園は昭和9(1934)年に霧島国立公園として誕生した日本最初の国立公園の一つとのこと。最初というのがすごいところだ。 | |
ミヤマキリシマと中岳 |
赤茶けたザレ場を登っていく |
やがて登山道は赤茶けたザレ道となってズルズル滑って歩きづらくなる。コースは黄ペンキが付けられてはいるが適当に歩いてくしかない。登山口の車の数からして登山者の数の方が多いような気がするのは気のせいかなあ。なるべく御鉢に近いところを歩いて、咲いているミヤマキリシマの独特な色彩を楽しんで登っていく。 | |
御鉢にミヤマキリシマが点々と咲いている |
火山だけに荒涼とした雰囲気がある |
ミヤマキリシマの株が沢山 咲いたらすごいぞ |
御鉢の火口壁 |
吹く風が心地良い。ミヤマキリシマの株数は半端じゃなくて一斉に咲けば全山これミヤマキリシマのピンク色に染まってしまうのだろう。そんな風景を見られたら幸せだろうなあ。やがてザレ場を登り切れば御鉢と呼ばれている場所だ。 | |
御鉢と呼ばれている場所 |
見下ろして |
高千穂峰が見えてきた 急登だなあ |
霧島神宮 第二の本宮 |
目の前の高千穂峰が大きくそびえる。先行する登山者が直登に近い急登を登っていくのが見える。もっと楽に登れる山だと思っていたけど意外と大変じゃないか。さあもうひと頑張りだ。この急登はもう足元だけ見て足を運ぶしかない。 | |
山頂に着いた |
逆鉾 これはレプリカとのこと |
ザレ場にてこずりながらもそんなに時間はかからずに広い山頂に着いた。折角の九州遠征で開聞岳では勿体ないのでミヤマキリシマ咲く高千穂峰を計画してよかったな。予定日は雨で今日に順延となったがなんとなく天気に恵まれ登頂が叶った。 | |
第一峰 韓国岳を望む |
砂地に咲いている |
霧島山も韓国岳、高千穂峰の二峰を登ることができてよかった。さて名残惜しいが下山としましょう。下山は楽そうだけど…。 | |
一斉に咲けばすごいだろうな |
御鉢を一枚 |
ミヤマキリシマを入れて |
馬の背を歩くよ |
やはりザレ場は気が抜けない。ストックを十分に活用して注意深く尚且つスピーディーに下っていく。遠望は利かないが霧島連山はそこそこ見えるからいい感じだ。目当てのミヤマキリシマもそこそこ咲いていて良かった。 | |
馬の背は歩き易い |
振り返って高千穂峰 |
御鉢にも |
御鉢周辺にも |
散策道を下ってみるとミヤマキリシマの群生 |
綺麗だ |
途中から散策道に入って登山口に下ることにした。これが正解で展望台付近にミヤマキリシマの群生が見られた。この辺りは岩に張り付いて咲くミヤマキリシマとは違って背丈が高いものになっている。生育場所で違ものなんだな。いずれにせよ良い山旅となった。 |