湯ノ丸山 ゆのまるやま 2,101m 嬬恋村・長野県 |
登 山 日 | 2023年04月10日(晴れ曇り) |
メンバー | しんぷる |
行 程 | 烏帽子岳登山口09:06…09:16湯ノ丸キャンプ場…09:25中分岐…09:35鐘分岐…10:15▲湯ノ丸山10:25…10:32湯ノ丸山北峰10:45…10:52▲湯ノ丸山10:56…11:20鐘分岐…11:36烏帽子岳登山口 yamap ルートマップ 展望動画 |
この季節はアカヤシオを追いかけるのだが、例によって寒波の到来により、開花したアカヤシオは無残にも落花してしまい、なんとか落花を避けられたものも大きなダメージを受けてしまったようだ。回復までには少し時間がかかりそうだ。さてどうしようかな。そういえば今年になって白銀の北アルプスをみてないな。そろそろ見納めになってしまうから見ておかなければ。 | |
湯ノ丸キャンプ場 すっかり雪はない |
中分岐 ここまで日陰にわずかに雪 |
スキーシーズンもほぼ終わり湯ノ丸スキー場のゲレンデにはわずかに残雪が見られるだけだ。駐車場もガラガラに空いていて登山者のものと思われる車が数台あるだけ。ゲレンデを見上げると二人組が登っていくのが見えた。風が強いようだがすっきりとした青空で天気は最高だ。烏帽子岳に先に登ろうと思っていたが、中分岐で気が変わって鐘分岐から最初に湯ノ丸山に登ることにした。 | |
鐘分岐に着いた |
八ケ岳と富士山が見える |
軽アイゼンはザックに入れてきたが必要なさそうだ。鐘分岐からはスキー場方面に残雪が見られるが山頂方面には雪がない。分岐の先でゲレンデを登っていた二人と挨拶を交わして先に行く。今日はペースが速い。これは途中でバテそうだ。霜柱が溶けてぬかるんだ登山道を登っていくが、案の定半分も登ると足が重くなってきた。時折野鳥の鳴き声が聞こえてくる。ゆっくり行こうっと。 | |
八ケ岳 赤岳や蓼科山が白い |
富士山をズームッ |
やがて展望が開けてきた。八ケ岳の左には大きく富士山が見える。なかなかいい感じじゃないかな。薄手のフリースを来ていたが段々と汗ばんできた。風もさほど強くないので脱いでおこう。バテバテなので岩に腰を下ろし水分補給と展望を楽しむことにしよう。 | |
もうすぐ山頂 右は北峰 |
大展望の広い山頂 誰もいない |
頚城の山々 |
白馬岳から続く北アルプス |
平日とはいえこんな登山日和に湯ノ丸山の山頂には誰もいない。雪山歩きを楽しみたい人にはもう終わりの山だし、花にはまだ早いし、スキー場の賑わいも終わってしまって今は閑散期なのかも。誰もいない山頂では期待通りの大展望が広がっていた。もう何回も見ている北アルプスの大展望だけれど飽きることはないなあ。何度でもいつまでも見ていたい風景の一つなのだ。 | |
長~い北アルプス |
奥秩秩父山塊と富士山 |
乗鞍岳 |
槍・穂高連峰 |
ズームで撮っても見た目を再現するのは難しいのだ。頭の中には実像よりも装飾された景色が入力されてしまうから、写真の画像も見るといつもガッカリしてしまうのは仕方のないことなのかも。今日は槍の穂先も白くなっている。 | |
剱岳・鹿島槍ヶ岳・五竜岳 |
御嶽山 |
中央アルプス |
まさに絶景だ |
湯ノ丸山から北アルプスの大展望を見てしまったら、もう烏帽子岳は登らなくてもいいやとなっていた。そのかわり北峰に行ってみよう。冷たい風が稜線を吹いていく。耳がちょっと冷たく痛みを感じてきた。やはり稜線歩きとなると厳しくなってくるな。北峰の岩場の影に入ると風はなく暖かい。岩に腰を下ろせば岩が暖かい。もう春なんだな。桜前線北上中。 | |
北峰から浅間山 |
釜山・前掛山が見える |
北峰から南峰を振り返る |
北峰の先には四阿山や群馬県境の山が連なる |
北峰まで来ると浅間山がいくらか良く見える。白い噴煙を出している。ガトーショコラも少し見えていますな。浅間山は噴火警戒レベル2となって前掛山には登れなくなっている。しばらくはお預けかな。下りには一人とすれ違っただけの静かな山歩きとなった。 |