毛無山
けなしやま
1,945m
天守山地
静岡県・山梨県
登 山 日 2022年11月25日(晴れ)
メンバー しんぷるライフ
行  程 麓登山口09:05…9:35不動の滝見晴台…11:22富士山展望台…11:34南アルプス展望台…11:40▲毛無山12:20…12:33富士山展望台…13:36不動の滝見晴台…14:05麓登山口
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絶好の山歩き日和だ。富士山も冠雪してまさに見頃を迎えている。富士五湖周辺の山も積雪に見舞われるから、登るのに大変そうな山は雪が降る前に登っておきたい。そんなことを考えて先ずは一等三角点の毛無山を選んでみた。しかしこの山域は1~3月の登山者が多いとの情報もある。
ふもとっぱらキャンプ場を通り抜けて登山者駐車場に入った。平日だというのにキャンプ場は多くのテントが張られている。ここは静岡県、ずいぶん遠くまで来たもんだ。登山者の車は数台とキャンプ場から比べれば寂しい限り。見ればワイパーには何か紙切れが挟まっている。駐車料金\500を封筒に入れて払ってくれといった内容だった。
山頂付近にはわずかに雲が掛かっているが上空は真っ青で心配はない。富士山もバッチリだ。山頂からの眺望が楽しみだなあ。毛無山登山道案内図には山頂まで160分とある。見たところ尾根筋は見えず、登山口から山頂稜線まで一気の急登が続く感じだ。ゲートを抜けて林道を行く。堰堤付近にはまだモミジが紅い色に染まっている。初顔を迎えてくれたのかな。
最初のうちこそ杉や檜の林の中を歩いていくが直ぐに明るい雑木林となる。山の落葉樹は既に葉を落としてしまってすっかり冬の装いだ。唯一緑を誇っているのが馬酔木の木だけ。予想通り登山道は急登の連続で登山者が歩いたところが登山道となった感じ。難所にはロープが設置され一合目ごとに標識はあるんだけど。
木々の間から見る富士山の前には雲が増殖している。何となく稜線上にも雲が掛かってきた。一合を約15分をかけて登っていく。なるほど、十合でおよそ160分となるわけだな。五合目の富士山展望台に着いたがもう残念な眺望となっていた。

富士山展望台から

稜線分岐 もう少しだ
九合目を越えて稜線に出ると立木越しに南アルプスが白く光っている。写真に撮りたいなあと思いながらそんな場所もなく毛無山三角点ピークに着いてしまった。周囲はすっかりガスの中。風もなくガスの流れも感じ取ることができない。これは駄目だなあ。仕方なく残念なランチとする。しかし、主食のおにぎりとパンは車に忘れてくる、カップラーメン用に沸かした湯は全部こぼしてしまうなど、散々な毛無山頂上になってしまった。寒いし、手は凍えるし、すっかり意気消沈だ。

下山してから朝霧高原で

毛無山は雲がわずか
仕方なく来た道を下っていく。下っていくに連れお日様も見えるようになってきた。下山した頃には山頂稜線は晴れているのだろうなあと思いながら急な斜面を降りていく。やがて登山口に着いた。車のフロントには集金袋が挟まれていた。車を走らせると富士山周辺には浮雲が多く景観を損なっている。振り返れば毛無山頂上付近には雲が掛かってはいるが眺望は得られそうだ。ちょっと残念な山歩きとなってしまった。

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