笠ヶ岳
かさがたけ
1,852m
谷川連峰
みなかみ町
登 山 日 2022年10月22日(曇一時晴)
メンバー しんぷる
行  程 朝日岳登山口06:56…07:50ヒノキのウロ…08:42松ノ木沢ノ頭…09:26▲白毛門…10:11▲笠ヶ岳10:33…11:13▲白毛門11:20…11:49松ノ木沢ノ頭…12:24ヒノキのウロ…13:01土合駐車場
yamap
朝起きれば意外と天気は悪い…が、谷川上空には雲がない。予報は晴薄曇りだから予定通り登って来よう。と出かけはしたが徐々に雲が広がり紅葉を楽しむには光が足りないようだ。土合駅前はガラガラだったが土合の駐車場は満車状態。このところどこの百名山も混雑している。紅葉の時期だから仕方ないか。ほとんどの登山者は谷川岳に登るのだろう。
 かつて白毛門から朝日岳を目指す登山者は多くはなかった。しかし今は登山者人口の増加もあって、静かな山歩きを楽しむ機会は少なくなっている。東黒沢を渡り登山口に出れば紅葉には早く緑が目立つ。ブナ林から続く急登は白毛門まで続く。ついついペースが上がりがちだが、ゆずの夏色ではないが「ゆっくり、ゆっくり」とつぶやきながら登っていく。白毛門を目指して登っている登山者が意外と多いのには驚きだ。それでも谷川岳とは比較にならないか。やがてヒノキのウロに着いた。一息つく。

東黒沢あたりはまだ緑

ヒノキのウロ
水・湯各500mL、お茶500mL。秋になれば汗もかかず水分も欲しくなくなる。水を二口飲んで再び歩き出す。何となく葉が色付き、光がないのが残念だがしっとりとした情緒はある。少し傾斜は楽になるが松ノ木沢ノ頭が近づくとまた急登になる。所々で休憩をしている登山者と挨拶を交わしながら登っていく。抜きつ抜かれつしながら歩いていたソロさんに話を聞くと、「今日は清水峠まで。明日は雨の予報なんだよね。」確かに新潟の予報は悪かった気がする。この時期の雨は冷たく天場での寒さが気になるところ。

光があれば輝きが違う

白毛門沢タラタラノセン

良い紅葉なんだけど

松ノ木沢ノ頭 手前の岩場
少しは展望にもありつけるようになっていくらか気分も晴れてくる。紅葉はもう後半戦といったところだな。深みは増しているが鮮やかさはない。歩くのなら苦しくではなく楽しく。それにはゆっくり目のペースを保つことだ。ゆっくりゆっくり楽しく楽しく。やがて鎖場が出てきた。もう直ぐ松ノ木沢の頭だ。そこまで行けば谷川岳の東岩稜が一望出来て休憩場所にはうってつけだ。

松ノ木沢ノ頭から白毛門が見えた

谷川岳東岩稜
ゆっくりと休憩したいところだが松ノ木沢ノ頭は狭く先客が多い。展望だけ楽しんで先を急ぐことにした。一旦下って登り返せば白毛門頂上だが、道はガレ場に岩場と歩きづらく難易度アップだ。振り返れば赤城山や子持山、小野子三山、榛名山などが墨絵のように姿を見せている。榛名山の相馬山の上に富士山も見える。高曇りで遠望がきいているようだ。八ケ岳や浅間山も見える気がする。

子持山 小野子三山 榛名山

振り返れば松ノ木沢ノ頭

白毛門から笠ヶ岳 遠そうだけど近い

白毛門山頂と東岩稜
難所を抜けて白毛門頂上に着いた。混んでるなあ。さて本日はここまでの予定だったけど時間もまだ早いし、晴れ間を期待して笠ヶ岳まで足を延ばしてみよう。山頂には登山者の姿も見える。ダダダダッと下ってダラダラと上る。平坦に見えた登山道は意外とアップダウンが多く、戻ろうかなあと途中で弱気の虫が湧いてきた。半分は来たし頑張るか。急登を一頑張りで賑わう笠ヶ岳山頂に着いた。

一気に笠ヶ岳

避難小屋と朝日岳
やはり白毛門とは景色が違うな。避難小屋から先に烏帽子そして草モミジの平らな山頂が朝日岳だ。その左手には巻機山がが鎮座している。きっと巻機山も多くの登山者で賑わっているのだろう。時々薄日を射していた空もすっかり曇り空になってしまった。湯檜曾川から吹き上げてくる風が冷たい。朝日岳方面に向かう登山者も多い。みんな頑張るなあ。前回は山形の朝日岳、今日このまま朝日岳に登れば面白いなあとは思ったが気分が乗らない。

谷川岳 一ノ倉岳 茂倉岳 武能岳

巻機山

燧ケ岳 至仏山

子持山 小野子三山 榛名山
白毛門から見えた平ヶ岳はここでは見えない。逆に苗場山が見えている。ぐるっと見回せば馬蹄形に繋がる登山道が見て取れる。今日はここまでとしよう。簡単に腹ごしらえをして山頂を後にした。次々と登山者が笠ヶ岳(朝日岳)を目指して登って来る。

笠ヶ岳から白毛門 遠く赤城山 子持山

草モミジも

帰路は長く感じるかな

ジジババ岩を見て
白毛門への戻りは楽そうだったが意外と長く感じたのは気のせいかな。白毛門からの下りも要注意で、怪我をしないようにひたすら安全第一で下っていく。まだ登って来る登山者も少なくない。ちょっと遅いんじゃないのかな。

まあまあの紅葉

満天星も良し
このところ谷川山系を歩くことが少なくなってきた。身近な山だしもっと来てもいいはずなのだがなあ。これからは里山の紅葉が始まって来る。何となく過ぎ去ってしまう秋の山だがしっかりと楽しみたいものだ。

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