大朝日岳
おおあさひだけ
1,870m
朝日山地
山形県
登 山 日 2022年10月01日(晴)
メンバー しんぷるライフ、IT
行  程 大江町朝日連峰古寺案内センター05:23…05:26古寺鉱泉朝陽館跡…05:54合体の樹…06:44一服清水…06:47ハナヌキ峰分岐…07:18三沢清水…07:37古寺山07:46…08:08小朝日岳巻道分岐(北側)…08:26小朝日岳08:30…08:46小朝日岳巻道分岐(南側)……09:34銀玉水…10:00大朝日岳山頂避難小屋…10:13▲大朝日岳11:02…11:10大朝日岳山頂避難小屋11:14…11:35銀玉水11:41…12:15小朝日岳巻道分岐(南側)…12:35小朝日岳巻道分岐(北側)…12:56古寺山13:07…13:21三沢清水…13:43ハナヌキ峰分岐…13:47一服清水…14:26合体の樹…14:55古寺案内センター
yamap
 大朝日岳、朝日連峰の主峰で深田百名山の一座。コースタイムの長さから大朝日小屋避難小屋泊まりで計画をしていたが、荷物も多くなるし何となく日帰りで頑張ってみようと古寺案内センターに前泊して登ってきた。案内センターは木の香りがするほど新しくて気持ちがよかった。夕食はイワナの塩焼きがメインの精進料理。コースタイムは大分甘いようで山頂でもゆっくり過ごすことができた。これで東北の百名山は完登。

合体の樹

一服清水 豊富な水量で登山道はぬれてる
 薄暗い中を歩き出す。交流センター前の駐車場には登山者の車が一杯で、皆、日帰り登山のようだ。健脚が多いだろうから迷わされずにマイペースで歩いていこう。半壊した古寺鉱泉朝陽館の前から回り込んで登山道に入る。古寺山で道半ばということなので、先ずは古寺山が最初のポイントになる。急登をわずかに上ると傾斜は緩み歩き易くなる。帰りも足の負担が少なそうだ。ブナが主役の雑木林の中を展望もなく歩いていく。まだ登山者の密度は高く、追い越したり追い越されたりが続く。ハナヌキ峰からの分岐に近づくと一服清水だ。ここまで一口の水も飲んでいない。パスだな。

樹林帯の中で展望はない

古寺山への上りの途中に三沢清水 柔らかな水だ
日暮沢(ハナヌキ峰分岐)に向かって下っていく。日陰の道は涼しいが汗は滲んでくる。コルからは古寺山への上りになる。傾斜は徐々にきつくなり最初の頑張りどころだ。途中に三沢清水がありホースから間欠泉のように水が出ている。味見だけしてみた。まだ余裕。

オオカメノキの赤い実が青空に映える

月山が近い
古寺山の一角に出ると展望が開けてくる。まるで墨絵のような景色が広がっている。蔵王、安達太良方面かな。

古寺山の一角 展望が広がって

遠くに見える山並みは

古寺山頂上に着いた 向こうの山は

ライフ到着
古寺山頂に立つと一気に展望が開ける。正面に小朝日岳が大きい。その右には大朝日岳から以岳まで続く主稜線のパノラマだ。す素晴らしい、大感激の眺望だ。朝日連峰の大きさを感じるなあ。この先は大展望を楽しみながらの稜線歩きが楽しめるはずだ。帰路での小朝日岳は厳しいだろうから行きに登っておこう。

小朝日山へ登山道は続く

大朝日岳はまだ遠い

小朝日岳分岐

小朝日岳に登りますよ 古寺山の上に月山
小さなアップダウンを繰り返して小朝日岳に取り付く。右は巻道で帰路に使う予定。急登ではあるがそれもわずかで山頂に到着だ。大朝日小屋までの気持ちよさそうな登山道が良く見える。小朝日岳の西側の紅葉がいい感じだ。さあその中を歩いていこう。

小朝日岳から大朝日岳を望む

ちょっと下って振り返ると紅葉
ゆっくりと紅葉を楽しみながら下っていく。大朝日小屋への上りに入るまでの平坦に見える稜線が今日の一番楽しい登山道になるはずだ。まだ紅葉の始まりかもしれないけれど、登山道脇の低木の紅葉が素晴らしい。紫色のオヤマリンドウが足元を飾っている。

紅葉はまだ始まったばかりだけど

いい色の紅葉も多い

小朝日岳を振り返って見る

いい感じに色づいている
天気は快晴。遠く蔵王連峰、吾妻連峰、飯豊連峰などが横たわっている。北には月山が近い。遠く鳥海山が霞んでいる。

青空がいいなあ

満天星の紅葉か

ラクチンの稜線だ 北側は色付きがよい

三番目の水場 銀玉水 ここから大朝日への上りが始まる
やがて銀玉水。登山道脇の水は冷たくて美味しい。この登山道は要所に水場があって非常に助かるのだ。みんな空のペットボトルに冷たい水を満タンに補給していた。冷たい水を頂いて大朝日小屋への上りだ。なんと石畳が敷かれている。脇にはヤマハハコの白い花が咲き誇る。石畳は植生保護のためか土砂の流出防止のためかはわからない。

銀玉水から下を向いて大朝日小屋を目指す

立ち止まって呼吸を整えながら展望を楽しむ

大朝日小屋が近づいてきた

西朝日岳が見えてきた
やがて石畳が終わるが道は続く。大朝日小屋が見えてきた。いくつかケルンが積んである。小屋の前を通り大朝日岳を目指す。急登わずかで待望の山頂に立った。まさに360度の大展望。大きく変わる景色ではないけれど何回もシャッターを切ってしまう。

山頂の方位盤だが簡素過ぎて山座同定できない

小さなお地蔵さんが置かれていた
中ツル尾根を登ってきたソロさんに声をかけたところ、いやあ厳しい道でしたと。朝日鉱泉からの登山道はやはりきついようだ。山頂の一角に腰を下ろしてゆっくりとランチタイム。何も言うことはない。ただ山頂での時間を楽しむだけだ。

平岩山方面を眺めながらのランチ

中岳から西朝日岳への稜線が見える 遠く以東岳

山頂を下ります

満足いく山行になった

草モミジもこれから深くなっていくだろう

シラカバの黄葉

古寺山から これで朝日岳は見納め

古寺交流センターに戻る
山形県は大きな山に囲まれているんだな。月山、朝日、蔵王、吾妻、飯豊とどれも日本を代表する山塊だ。大きな山塊の一角に登り脈々と続く山並みを眺めるのは実にいいものだ。改めて山っていいなと思う。

inserted by FC2 system