祖母山
そぼさん
1,756m

九州山地
大分県・宮崎県
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登 山 日 2021年11月1日(晴)
メンバー しんぷるライフ
行  程 一の鳥居06:15…06:43北谷登山口…07:38風穴07:39…08:45▲祖母山09:04…09:45風穴…10:28北谷登山口10:31…10:58一の鳥居
ルートマップ(YAMAP)
九州遠征最終日、とはいっても昨日久住山に登っただけで、今日には帰らなければならない。そんなわけで午前中には下山しなければならないので忙しい。不安に襲われる道を通って一の鳥居登山口に着いたのは朝まだ暗いうちだった。本来の北谷登山口までは工事中の林道歩きを強いられる。北谷登山口に着くまでには明るくなってくれるだろう。

一の鳥居から林道を歩く 明るくなってきた

北谷登山口に着いた

休憩所とトイレ

風穴コースで祖母山を目指す
さぞかしひどい道なのかなと予想していたけれど、すっかり整備され車が問題なく通れるじゃないか。結局、北谷登山口まではノープロブレム。休工中なら車で来ればよかったと思った次第。残っているのは舗装工事だけかも。時折、ニホンジカの甲高い鳴き声が聞こえてくる。快適な工事中の林道を歩くこと30分で北谷登山口に着いた。
よく見ればよかった、登山口にある祖母山の案内板を。地図だけを見て風穴コースのピストンと決めたが、祖母山コースが主登山道だったようだ。せめて下りに使えば周回できたな。時間に追われて冷静な判断ができなかったみたいだ。計画通り風穴コースに入る。

歩きにくい道が続く

紅葉がいい感じ

風穴への階段

入口から覗いただけで先を急ぐ
沢を渡ること数回、杉林が続くがあまり手入がされていないようだ。杉林を抜けると紅葉が始まる。北谷コースだから谷間を登っていくので展望はないし傾斜も結構ある。丸太階段は朽ちていてしばらく整備がされていないようだ。やがてこのコースの名前の由来となっている風穴に着いた。中に入れるようだが時間に追われているのでパスして先を急ぐ。帰りに時間があれば覗いてみよう。

モミジやカエデが多い

一番長い梯子

二面岩 大展望が広がる

遠く阿蘇山
急登を我慢して登っていく。山頂らしきものは見えるが更に先がある。ふと岩場に出ると一気に展望が広がった。山頂はまだ先のようだが二面岩と呼ばれるこの岩場からの展望は素晴らしい。阿蘇山やくじゅう連山が見える。しばらく展望を楽しもう。

阿蘇山をズームしてみると

紅葉綺麗

くじゅう連山だ

ズームしてみる
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阿蘇山とくじゅう連山  ↑クリックで拡大
展望を充分に楽しんで山頂を目指す。ほどなく祖母山コースと合流するとわずかで祖母山頂に着いた。誰もいない。しんぷるライフがしばし山頂を独占。セルフタイマーで記念写真を撮っていると4人組の若者達が登ってきた。折角だから一枚撮ってもらった。

祖母山コース分岐

障子岳 どこまでも山々山

来た~祖母山

記念撮影用山頂標を前に
朝食のような昼食のような半端な時間だが山頂の一角に腰を下ろして空腹を満たす。心は山頂からの景色で満たす。ここは九州山地、山並みが延々と続いている。だけど目に入る一切の山が分からない。わかるのはわずかに阿蘇山と九重山だけ。なんか悲しい。

久住山と同じ一等三角点

石祠が置かれている
1500~1700m級の山々を連ねた18kmにも及ぶ山脈が続く祖母傾山系は九州の屋根とも呼ばれている。山並みが何処までも続くわけだよな。山以外何も見えないもんな。山頂に一等三角点が置かれているのは昨日の久住山と同じだ。風もなく暖かな山頂だし心ゆくまでゆっくりしたいけど…。

遠くは傾山かな

障子岳から古祖母山かな
時間に追われる身としては戻らなけりゃならない時間だ。千間平コースを下りたいのだが距離がありそうだし風穴コースをピストンしかないな。梯子あり岩場ありの急な斜面を登ってきたはずで、下りは時間短縮が見込めないと思ったが案外楽に下ることができた。風穴を見学する余裕はあったが、見ても仕方ないかってことになって結局帰りもパス。
展望もなくなり紅葉を楽しむだけ。でも、それはそれで楽しい山歩きになる。道には高千穂山の会が設置した道標が切れることなくあり迷うことはない。やがて杉林に入り沢筋に出ると登山口は近い。

ずっとこの道標が付いている

苔生した岩と丸太橋

風穴コース お疲れ様

一の鳥居 ここから林道を歩いた
登山口の案内板をよく見ると久住山(千間平)コースは5km2時間半とある。風穴コースと距離も時間もほとんど変わりないじゃないか。これならば敢えて急登の風穴コースを往復する必要はなかった。周回コースを採るのが普通の選択だったようだ。北谷登山口に戻ると舗装工事が行われていた。アスファルトが敷かれたばかりでその上にわずかに砂が撒かれている。工事の人に「靴に付くから出来るだけ地面の上を歩いて下さい。」と言われたが端を歩くのはなかなか難しい。何とタイミングの悪いことか。それでも工事区間は一部だけであり靴を汚すことなく一の鳥居まで戻ることができた。すれ違った登山者は一人だけだったが、鳥居前にはかなりの数の車が停められていた。やはり千間平コースを上る登山者がほとんどだということだ。
熊本空港へ向かう途中で阿蘇山 早く登れるようになれ!! ↑クリックで拡大

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