浅間隠山
あさまかくしやま
1,756m

高崎市倉渕町
登 山 日 2021年10月27日(曇時々晴)
メンバー しんぷる
行  程 浅間隠温泉郷登山口9:45…10:53シャクナゲ尾根…11:25▲浅間隠山12:00…12:20シャクナゲ尾根…13:05登山口
ルートマップ(YAMAP)
浅間隠山は二度上峠からがメインコースとなっていて浅間隠温泉郷から登る登山者は少ない。やっぱり登山口までのアクセスの悪さが理由だろうなあ。温泉郷の人家を抜けると急に林道となる。先ずは須賀尾林道から入り途中からは水無林道終点まで未舗装の道が3km以上続く。時には愛車の腹を擦ることもあるから敬遠されるのも仕方がない。それが嫌な人は林道を歩いてもいいだろう。温川の渓谷を眺めながら歩くのも悪くはない。

滝乃沢不動滝がある 夏は涼しそう

須賀尾林道入口 ゲートは手で開けて通過する

登山口の案内板 古びずにしっかりとしている

登山口 駐車余地は7台とある
この時期は熊が怖いので熊避けの鈴を鳴らしていこう。登山口には先行者はなく、おそらく山頂までは誰とも会わない山歩きとなるだろう。新緑は良いし紅葉はそれ以上に素晴らしいので何か勿体ない気がする。静かな山歩きが好きな人にはたまらないだろうな。

落葉の道を行く

川を渡ること数回

カラマツはまだ緑だよ~ん

熊に荒らされた道標(たぶん)
登山口の状況からは紅葉時期には少し早いようだ。期待充分で悪路を来ただけに気持ちが萎えるなあ。紅葉の見頃にはあと2週間ほどかかりそうだ。今年は明らかに遅れている。でも折角来たのだから山頂まで歩いてみようか。早速、破壊された道標。やはりヤバい。鈴をしっかり鳴らしながら、ふれあいの鈴道の鐘を鳴らしていこう。周囲にも十分気を使いながらね。

破壊された道標

「ふれあいの鈴道」熊よけの鐘だ 何か所も設置されてる

温川を渡る

お~、新緑じゃん
なかなか色付きしてこないなア。我慢して高度を上げれば直に色付いてくるだろう。道は歩き易い。おそらくこのコースを歩く登山者は少ないと思われるが道は明瞭だ。迷いやすいところには赤テープが施されているし道標も所々にある。かつては立派に整備されていた登山道の面影が何か所もある。五合目道標に出る頃には何となく紅葉が始まっていた。ただ光がない、光が、輝きが…。

少し秋があるかな

山頂まで2.9kmとな

紅葉してきた

まだ早かったかな

今年は少し遅い
緑と黄と紅。こんなものかなあ?さすがに来るのが早かったようだ。前回の紅葉が素晴らしかっただけに時期外しが残念。

だんだん色付き

満天星ははオレンジ色

急斜面を登り上げてシャクナゲ尾根

色も濃くなってきた

光がないがかなりのもの
シャクナゲ尾根の瘦せ尾根が近づいてくると一気に急登になる。路肩は切れ落ち踏み外しには充分注意が必要だ。息を切らしてやっとの思いで尾根に登り上げると紅葉がいい感じだ。ただ光がないなあ、光が。尾根の西側には多くの石楠花の木がある。石楠花を目当てに訪れた年は期待外れでガッカリしたものだったが、当たり年は意外と見応えがあるかもしれない。山頂まではもう少しだ。

日光が欲しいよ~

山頂にはガスがかかってきた

青空がすこし

光が差し込んできた
わずかの間だが青空が見えて光が差し込んできた。やはり紅葉は光が必要だ。紅葉もまるで別物になるよね。さあもうひと踏ん張り。山頂に近づくと紅葉はなくなって冬が近いことを感じさせる。苦しくて立ち止まることが多くすっかり汗をかいてしまった。

山頂に着いた 紅葉は終

ゴツゴツの妙義山
苦しくて立ち止まってばかりいた割には意外と早く山頂に着いた。混雑する山頂も今日は余裕がある。浅間山は厚い雲がかかりあがりそうもない。白く化粧した浅間山を山頂から眺めることを楽しみに登ってきた登山者にとっては残念だろう。不思議なことに北アルプスは見えている。鼻曲山方面がすっきりと見えているのでまあいいか。

鼻曲山

二度上コースの展望

ガスが抜けていく

笹蒔山方面だ 薄っすらガスがかかる
ザックを下ろしてバナナを食べながら眺望を楽しんだ。山頂から見下ろす山々の色付きはまだ深みはないが、何故かひどく幻想的に感じたのは何故だろうか。日が差し込むのを待ったり、ガスが抜けていくのを楽しんだり時間があっという間に過ぎていった。

曇り空に映えないマユミの赤い実

シラカバ
12時を確認して山頂を後にした。晴れ間に期待したが徐々に雲が厚くなり、期待していた紅葉は輝きを見せてくれなかった。このコースは時期さえ外さなければ全身で紅葉を味わえる素晴らしいコースだと思う。下ったら温泉郷で汗を流せれば最高だ。新緑もいいよ。

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