苗場山
なえばさん
2,145m
三国山脈
長野県・新潟県
登 山 日 2021年9月25日(晴)
メンバー しんぷるライフ
行  程 小赤沢三合目登山口7:10…8:24六合目…9:14九合目坪場…9:22苗場山神社分岐…9:38苗場山頂ヒュッテ10:16…10:41苗場山神社10:44…11:40七合目…12:45登山口
ルートマップ(YAMAP)
苗場山を訪れたは17年前の2004年8月だ。その時は親子4人で抜川ルートを辿り、今はない遊仙閣という山小屋に宿泊した。今思えば一泊する程のコースタイムではないと思うのだが…。それが最初で最後でそれ以来登っていなかった。紅葉をテーマにYamapを探していると苗場山の草紅葉がよさそうだ。今回は最短ルートと思われる小赤沢三合目登山口からのルートを選んで秘境秋山郷を目指した。

三合目登山口 駐車場は広く快適

ナナカマドの赤い実が迎えてくれる
秋山郷の栃川高原では、山登りを始める以前に楽しんでいた家族キャンプをした思い出を鮮明に覚えている。娘は小学生、息子はまだ保育園児だった。三合目駐車場は広く既に多くの登山者が来ていた。天気は上々、光り輝く草モミジを楽しめるに違いない。木洩れ日が差し込む樹林帯へと入っていく。登山道は昨日降ったらしい雨の影響もあってかぬかるんでいる。抜川コースもそうだったから、苗場山はスパッツが必需品のようだ。

標高と次合目への案内が書かれた合目標柱が嬉しい

山頂部が紅葉始まり
六合目までは傾斜もきつくなく比較的歩きやすい。夏の花は既に終わってナナカマドやゴゼンタチバナなどの赤い実が散見される。山頂付近はどうやら紅葉が始まっているように見える。六合目から八合目までが一番の難所になる。岩は出てくるし鎖場も何か所もあって、結構強引に登山道を切り開いた印象を受けた。

雲海がいい感じ

七合目 険しい登山道になっている

鎖場も数か所でてくる

山の名前わからず
八合目を過ぎると頂上台地だ。ところが草モミジを輝かせてくれるお日様が隠れていますよ。草モミジが見事であればあるほど、お日様が欲しくなるのは欲張りというものだろうか。そんなことはないよね。時折ガスの切れ間にお日様が入ればもう最高、苗場山の広大な山頂台地が黄金色に光り輝く。

頂上台地に出た 草モミジだ

龍ノ峰

お日様が足りないけど

青空が出た~
いやあ、この景色を見られればもういいかなとも思うけれど、お決まりだから山頂に向かいましょう。でも山頂方面はガスが晴れませんねえ。九合目を過ぎて進むと岩々の歩きにくい樹林帯の道。それでも道脇はそれなりに紅葉した木が迎えてくれる。岩々の道を抜けるとお日様がないではないか。ガスのなかで何となく草モミジはいじけて下を向いているようだ。われわれとしても残念だ。
残念だけれどとりあえず写真を撮りながら木道を歩いていく。しっかし、苗場山の頂上台地は広いなあ。くまなく散策しようとしたらかなりの時間がかかりそう。ヒュッテ前を通り抜けて山頂標識を目指す。記念写真を撮ってもらってヒュッテ前で早いランチ。ヒュッテ内は宿泊者以外は利用できないみたい。お日様は出ないし風もあるし寒いのだ。ガスは晴れそうで晴れないし早々に退散だな。

神様かな

滑らない木道
来た道を戻る。山頂から下っていくとガスも薄くなり草モミジもいくらか輝きを放っている。苗場山神社の小さな標識に誘われて往復してみた。小さな神の社が置かれている。その先は一段下がっていてさらに広々とした草モミジの草原が広がっている。切りがなく広い山頂台地だな。さあ戻ろう。

池塘がいいね

苗場山神社 ひっそり
岩々を抜けるとさらに明るくなる。どうやら新潟側はガスが切れずに時折お日様が顔を出す程度で、長野側は基本的に青空で時々ガスが流れるくらい。今日は長野県側に軍配が挙がるな。暖かな日差しが差し込めば心もウキウキだ。
今日は苗場山に来てよかったねと笑顔で話せたのはよかった。谷川、三国山系ではそろそろ紅葉が始まりそうだ。思いっきり味わってみたいが果たしてどうなることやら。あとは天候次第といったところだな。

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