かわば山歩き会の企画で至仏山に登ることになった。ピストン山行はしない山の会だから山の鼻からの周回かな。戸倉の駐車場で待ち合わせて乗り合いタクシーで鳩待峠へ。駐車料金、乗合タクシー代各千円なり。当然のごとく山の鼻に向かって歩き出した。 |
鳩待峠から山の鼻へ下る(^^; |
至仏山をバックに |
山の鼻への下り坂はモミジカラマツが盛りだ。盛夏とはいえ日陰は涼しい。新しく整備された木道が登山者を守ってくれる。 |
コバイケイソウ咲く木道を行く |
蛇紋岩の中、老朽化した階段を上る |
山の鼻で小休止の後、至仏山を目指す。樹林帯は風が通らずに暑い。今までとは打って変わって汗が滴り落ちてくる。急な上りで展望もなく我慢の歩きが続く。森林限界を越えれば風が通るだろうから、それまでは足元の花でも見て歩こう。 |
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平ヶ岳 わずかに雪が残る |
周回コースで歩く登山者が多いのか登山道は賑やかだ。やはり暑いのか小休止を繰り返して登っていく登山者が多い。こまめに水分を摂取して熱中症には注意が必要だ。怪我と違ってそのままあの世に…なんて事も充分に考えられるからね。 |
尾瀬ヶ原は緑一色 燧ヶ岳は穏やか |
登山道は整備が必要だ |
やがて森林限界を抜けて展望が開けてきた。同時に心地良い風が汗だくの体を吹き抜けていく。蛇紋岩がゴロゴロしている斜面には古く朽ちかけた木道が山頂に続いている。植生保護のために下り禁止となっている登山道だが、具体的な整備計画があるのだろうか。 |
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展望を得てからの登山道も長く続く。それでも心地よく吹き抜けていく風に助けられて何とか足は進む。 |
青空にコバイケイソウが映える |
ハクサンイチゲとシナノキンバイ |
至仏山頂からの大パノラマ クリックで拡大 |
やがて多くの登山者で賑わう至仏山山頂に着いた。結構密な状態。山頂標識の前では順番待ちで記念撮影が続いている。それに漏れず我が隊も証拠写真を1枚2枚。密を避けての食事のため、小至仏山方面に進んで休憩とした。自家製のミニトマトやキュウリが美味い。 |
至仏山頂から越後三山・平ヶ岳 |
小至仏山から望む至仏山 |
小至仏山から望む尾瀬笠ヶ岳と武尊山 |
オヤマ沢田代のワタスゲ 保護区になっている |
夏の高山植物を楽しみながらオヤマ沢田代まで来た。湿原の周りには鹿の食害を防ぐ柵が巡らされ湿原が保護されていた。そのためかワタスゲの白い穂が湿原一面に広がっている。こんな群生は初めてだ。残念ながら尾瀬は花数が少なくなっているのは確かな様だ。 |
ショウキラン |
キンコウカ |
ノアザミ |
ウラベニダイモンジゾウ |
イワシモツケ |
ミネウスユキソウ |
ニッコウキスゲ |
オトギリソウ |
ノビネチドリ |
ウロジロヨウラク |
コバイケイソウ |
シブツアサツキ蕾 |
ウサギギク |
ヨツバシオガマ |
イブキジャコウソウ |
ムラサキタカネアオヤギソウ |
ホソバヒナウスユキソウ |
ジョウシュウアズマギク |
ハクサンシャクナゲ |
タカネバラ |
コオニユリ |
タカネナデシコ |
イワイチョウ |
ハクサンイチゲ |
シナノキンバイ |
チングルマ |
ホソバツメクサ |
ハクサンコザクラ |
オヤマ沢田代から再び樹林帯へと入っていく。足元も寂しくなり展望もない。鳩待峠までまでの道が長く感じるのは気のせいかな。 |