仙ノ倉山
せんのくらやま
2,026m

谷川連峰
新潟県
登 山 日 2021年6月10日(晴れ)
メンバー しんぷる
行  程 平標登山口P05:35…05:40平標登山口…06:29平標山四合目鉄塔…07:04△松手山07:08…07:54一ノ肩…08:19▲平標山08:26…09:16▲仙ノ倉山09:29…10:15平標山…10:30一ノ肩…11:05松手山…11:24平標山四合目11:31…11:59平標登山口
ルートマップ(YAMAP)
仙ノ倉山は谷川山塊の最高峰だ。百名山こそ谷川岳に譲ってはいるが二百名山にはその名を連ねている。しかし、お花畑が花盛りになるこの時期には多くの登山者が目指すのは仙ノ倉山ではなく花の平標山なのだ。
平標山登山口駐車場に入ろうとすると入口にちょうど一匹の猿がいた。ノロノロしていたせいか写真を撮ろうとするといなくなっていた。平日だというのに駐車場は一杯になりそうな勢いだ。駐車場代は帰りに徴収されるな。温泉の割引券が付いてくるかな。

登り出しはいつも緑

ヤマツツジが迎えてくれます
いつも通りに松手山コースだ。丸太階段が続く登山道に入ると緑に包まれる。高木が多く鬱蒼とした登山道で足元には花は少ない。ヤマツツジが咲いている。決して花付は良くないけど登山道を飾ってくれるのはありがたい。ときおり展望が開けけどコースを通じて一番目にするのはやはり苗場山かな。残雪がわずかに渓にある。苗場山もは1回登ったきりだなア。

4合目鉄塔はまだ遠い

振り返れば残雪の苗場山
数は少ないがアカモノやタニウツギが目を楽しませてくれるようになった。樹林帯をペースを保ちながら登っていく。

アカモノ

タニウツギ

同じくタニウツギの蕾

カキドオシ

ベニサラサドウダン

ナナカマド

チゴユリ

アカモノ
やがて4合目の鉄塔に着いた。普通はここで休憩を取る。今日は暑くなるだろうし当然汗もかいているのでザックを下ろして「ダカラ」を一口。いよいよ水分も多めに用意をしないと困る季節になりました。いつのまにかハルゼミの大合唱が耳に付いている。もうすぐ夏至で紫外線も最強の期間だ。日焼け対策も大事。さあ、もうひと頑張りで松手山だ。そこからは森林限界を抜け展望にありつける。

苗場山がすっきり見えてきた

前方にはまだまだ遠い平標山

松手山に着いた

ムラサキヤシオツツジが満開
鉄塔もそうだが松手山にも必ず休憩をしている登山者がいる。それにもれず一息つきましょう。平標山はまだ遠く見える。何となく顔の周りがうっとうしい。どうやらブヨが飛び回っているようだ。防虫対策、日焼け対策、熱中症対策と色々手がかかる時期なんだな。

しばらくは平坦な登山道

少しづつ近づいていく

イワカガミ

ミツバオウレン

シラネアオイ

ヨツバシオガマ
登山道には少しずつ花が増えてくる。でも花数が少ないと感じるのは気のせいかな。平年では梅雨入りしているはずだが今年はまだ。雨が少ないせいもあるのかな。一の肩への道にはハクサンイチゲの群生が咲きそろっているだろうか。階段の上り始めにはヨツバシオガマがあるだろうか。いつものところにシラネアオイの株があるかな。

だいぶ上ってきた

一の肩から苗場山方面を振り返ってみる

ハクサンイチゲの群落

歩いてきた稜線を振り返ってみる
歩き慣れた道だ。少ないけれど予想通りに花が迎えてくれて安心して歩いていく。意外と空いている平標山に着いた。

平標山の頂上に着いた

今日の目当ては仙ノ倉山

ミネザクラ

ハクサンイチゲ

ミネズオウ

ハクサンコザクラ
今日は仙ノ倉山までだ。以前より風は強くない。花畑が風に揺れて写真に納まらないことはなさそうだ。階段を下りていく。花畑にカメラを向けている登山者が多い。ほとんどがこの花畑を目当てに登ってきているんだろう。登山者で混んできたぞ。

お花畑は花盛り

ミヤマキンバイ

ハクサンコザクラ

ズームしてみる
花をカメラに残しながら歩いていく。仙ノ倉山から戻って来る登山者も結構いるぞ。みんな早いなあ。仙ノ倉山はもう直ぐだ。

花数少ないけどシャクナゲと平標山

正面には仙ノ倉山

仙ノ倉山の広い山頂

山頂から平標山と遠く苗場山
階段を下って上り返して仙ノ倉山の広い山頂に着いた。その先には万太郎山から谷川岳へと主稜線が続いている。群馬県境の百名山がいくつも見えている。さすがに暑いこの時期だ、秋から冬にかけての澄んだ大気と違ってくっきりとは見えないけど…。

ハクサンコザクラ

コメバツガザクラ

ヨウラクツツジ

ベニサラサドウダン

ハクサンイチゲ群生地

帰路 松手山を目指す
山頂で軽めのランチ。さあ、戻ろう。今日は縦走訓練で松手山コース往復とする。すれ違う登山者が多い。ソロ女性が多かったのは平標山のお花畑が目当てなのだろうな。なんかすごい。一瞬の喜びのために辛い登山道を上って来るのだろうから。でも登山者ってそんなものなのかもね。よくわかる、うん、うん。若い頃と違って下り坂をスイスイ下っていくことが出来なくなった。膝の痛みが理由だがまだまだ歩きたいよね。帰路では新たな気づきもなく登山口に戻った。残念ながら地元の日帰り温泉の割引券はもらえなかった。

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