神流町から志賀坂トンネルを抜けて右折しようとすると何と通行止め。八丁トンネル登山口から八丁尾根を行く予定はあっさりと頓挫してしまった。急遽、登山口を日向大谷に変更してナビをセット。なんとか両神山に登れそうだ。登山口の標高差は550mもあり久しぶりの長丁場になりそう。このところ標高差1Kを越える歩きからは遠ざかっているから大変になりそう。 |
登山口は代表的な日向大谷 標高670m |
両神山荘から登りだす |
細い道が登山口へと続くが町営の路線バスがあるんですね。登山口付近は両神山荘の所有地だそうで駐車場は有料。その手前は無料の駐車場が2か所で下の駐車場に止めることができた。結論から言うと、山荘は新型コロナ禍で休業中で不義を働けば無料駐車ができたみたいだ。ポチッとカウンターを押して歩き出す。 |
案内図を確認して |
すっかり冬景色 |
登山道は落葉が多い。それでも乾燥がひどくパンツや登山口は砂ぼこりで真っ白になってしまう。モミジやカエデの落葉が多く紅葉期の素晴らしさが想像できる。快晴の予定だったが何となく遠望は良くないみたいだ。道は薄川に沿って緩やかなアップダウンを繰り返しながら進むがちっとも標高を上げていない。七滝沢コースの分岐に当たる会所に着くが七滝沢コースは昨年の台風19号の被害で通行止めとなっていた。 |
八海山とな |
苔生した岩がゴロゴロ |
弘法之井戸とあるがパイプで水を引いている? |
巨木の橋だ |
標高は上がっていなし、これはこの先大変になりそうだ。弘法之井戸で軽く喉を潤す。美味しい水だとライフさんは言うけど喉の渇きのないしんぷるは頂かなかったのだ。この道は修験の道のようだ。八海山の道標あたりから急登になってくる。この登山道も昨年の台風でコースが大分やられたらしく赤テープが切れ目なく付けられている。 |
清滝小屋 清滝はどこ? |
清滝小屋の屋外休憩所 立派なトイレ |
急登を行くと山小屋の屋根が見えてきた。清滝小屋だ。休憩所に腰を下ろし一休みだ。まだまだ先は長い。今年作った干し柿がうまい。 |
鈴が坂 急登をジグザグと登っていく |
産体尾根とある |
さあ、平坦になる両神神社まで頑張ろう。鈴が坂をジグザグと登っていくと七滝沢コースと道を合わせるが、あちらの産体尾根は通行止め。清滝小屋の案内板には白井差コースは廃道とあったからだいぶ登山道の制限があるようだ。 |
稜線が見える |
幾つかの鎖場を越えて |
鎖場に出た。結構バテバテで慎重に登って行こう。3~4か所の鎖場を過ぎて階段を上ると漸く急登から解放された。赤い鳥居が見えると両神神社に着いた。やや下っていき、再び登りになって来ると登山者があちこちで休憩をしていた。稜線には風が抜けていたから風を避けて休憩をしているのだろう。 |
階段を上ると |
両神神社 |
シラカバの林 |
山頂直下の鎖場 |
山頂直下の岩場をスイスイと登っていくと待望の山頂に着いた。やれやれだ。八丁尾根を歩きたかったなア。鎖場の連続だが標高差はないし短距離だからもう少し楽に来られたかな。展望もいいし。山頂は意外と風は少なく、狭い山頂の一角に腰を下ろしランチとした。 |
到着 |
二等三角点が置かれる |
赤岩岳 |
富士山が顔を出す |
剣ヶ峰の岩上に立ち四方を見回すが遠望が利かない。特に西側は浅間山も見えないし、八ヶ岳、北アルプスなどはまるで雲の中なのだろう。遥か遠いだろうけど今日は見られるかなと思ってきたのに残念だ。見えるのは奥秩父山塊かな。まあそれはそれでよし。 |
奥秩父の山並み <クリックで拡大> |
西岳 東岳 八丁尾根 |
山頂 |
赤岩尾根の稜線がいい感じだ。見渡せば山ばかりだな。奥秩父の山塊は大きいや。さあ、帰りの時間も気になるところ。下山だ。 |
再び赤岩岳方面 |
慎重に下ろうね |
横岩を過ぎて |
鈴が坂をジグザグと下る |
秋の名残 |
八重の冬桜が静かに咲いている |
両神神社の手前でライフの足が攣ってしまった。久しぶりの標高差に足が悲鳴を上げたのだろう。漢方68とロキソプロフェンを服用して頑張った。もう12月だがわずかに紅葉の残りがあった。登山口には登りでは気付かなかった冬桜がひっそりと咲いていた。 |