鹿島槍や五竜は見えているが唐松から白馬にかけては雲がかかっている。うーん、微妙な天気だ。放牧されている牛を眺めながら林道を黒菱駐車場へと向かう。黒菱ラインのチケット売り場には行列ができ、駐車場もそこそこ埋まっている。北アルプス入門の山は渋滞が予想されるなあ。子供を連れ若かりし頃初めて白馬を訪れたのもここだったなあ。あれから四半世紀はあっという間に過ぎてしまった気がする。今年は新型コロナの影響で山行計画がめちゃめちゃになってしまったが、仕方のないことと諦めるしかないか。 |
黒菱平から白馬岳 |
青空はあるが |
|
ペアリフトに乗って黒菱平まで。リフト下には何となく秋の花が咲いている。黒菱平に降り立つと白馬岳が見えそうで見えない。晴れてくれればいいがなあ。クアッドリフトに乗り換えて八方池山荘前に立った。ほとんどが登山者のようだ。八方池までの観光客は少なそう。さあ、花を楽しみながら歩いていきましょう。 |
タムラソウ |
ハクサンシャジン |
イワショウブ |
タテヤマウツボグサ |
オオヤマボクチ |
ワレモコウ |
タカネマツムシソウ |
ウメバチソウ |
|
いきなり森林限界を超えているから歩いていて気持ちいい。花は夏から秋へと移り変わり何となく落ち着きを見せている。 |
カライトソウが満開 |
八方池までの木道を行く |
|
久しぶりの北アルプス。一昨年の笠ヶ岳以来の山歩きになる。山肌の色が違うし高山植物も豊富だ。やっぱり北アルプスはいいなあ。 |
雲で白馬岳が隠れる |
第二ケルン |
|
ハッポウウスユキソウ |
キンコウカ |
クモマミミナグサ |
オヤマソバ |
|
八方池が見えた |
静かな池面だが周囲はガス |
|
最初の目的地の白馬大池だ。あいにくのガスで白馬岳は見られないが雰囲気はいいなあ。水面は風もなくまるで鏡のようだ。こんな日に白馬岳が映れば実に絵になるのだけれど。せっかくだから周回して先を目指す。 |
花畑だ |
上の樺 |
|
花々々 |
花々々 |
|
シラカバの樹林帯を抜けるとまさにお花畑。山頂は拝めそうにはないが、これを見られただけで満足だ。やっぱりいいね、八方唐松岳。 |
ミヤマダイモンジソウ |
ミヤマトリカブト |
シモツケソウ |
マルバダケブキ |
|
サラシナショウマ |
チングルマの穂 |
|
オオヒョウタンボク |
ウサギギク |
タテヤマリンドウ |
トウヤクリンドウ |
|
山頂は近づいたが… |
ガスで見えない |
|
二つの樹林帯を抜けるといよいよ唐松岳は近い。まずは唐松頂上山荘だが、登山道が代えられているようだ。以前の道は崩落したのだろう。痩せた尾根を互いに譲り合いながら進めば山荘の上部に着いた。ガスの中、屋根だけが見える。これでは山頂を訪れても密なだけで何も見えないだろう。今日はここまでとしよう。肌寒いので一枚着こむ。 |
やせ尾根を交互に進む |
帰路で扇雪渓 |
|
オヤマリンドウ |
ミヤマアキノキリンソウ |
ハッポウアザミ |
クロトウヒレン |
|
これを見ただけで大満足 |
少し晴れてきた |
|
シラカバの大樹 |
八方池を望む |
|
下りに入り、下の樺を抜ける頃には何となくガスが晴れてきた。天気予報とはだいぶ違う。でも不思議と悔しくはないなあ。 |
白馬三山は雲の影 |
今頃になって晴れてきた |
|
不帰ノ嶮も見えてきた |
八方池山荘が見えたきた |
|
すごく久しぶりの気分で、ちょっと興奮気味に歩いてきたのだろう。もう少し年を重ねても八方池くらいまでは歩けるかなと、ライフさんに尋ねてみると、八方池くらいまでなら歩けるんじゃないのと返ってきた。 |