鼻曲山
はなまがりやま
1,654m

高崎市・長野原町・長野県
鼻曲山大天狗

登 山 日 2020年08月17日(晴れ)
メンバー しんぷるライフ
行  程 二度上峠8:00…獅子岩…氷妻山…小天狗11:45…11:58大天狗…12:20氷妻山…獅子岩…12:42二度上峠
ルートマップ(YAMAP)
いろいろと行き先を検討した結果、ある意味、妥協的な結果として鼻曲山に決まった。鼻曲山、ごめんなさいね。しかしこの時期の鼻曲山では森の妖精レンゲショウマが見られるのだ。レンゲショウマは日本固有の1属1種の植物で、山のやや湿った林に多く見られ、やや薄暗い林に大群落をつくることもある。シャンデリアのように大きな美しい花を無数にぶら下げて咲く姿は、まさに森の妖精だ。

二度上峠から浅間山

小天狗から八ヶ岳
二度上峠の登山口駐車は平日にもかかわらず数台の車がある。レンゲショウマ狙いかな。立秋でお盆が終わり、秋の気配も漂う時期なのだが、まさに盛夏で危険な日が続いている。今日は暑さを避けようと早起きをしたが、結局歩き出しは8時と何ら変わらない。
二度上峠から見る浅間山は何となく秋の気配を感じるのは気のせいかな。天気予報は微妙に外れ真夏の日差しは避けられそうだ。しかもこの登山道は樹林帯の中を歩くから必然的に日差しは避けられる。何となく湿度も低いようだ。

氷妻山

シロヨメナ

シラネセンキュウ
先ずは氷妻山を目指す。膝上程の笹の道だ。登山道の西側は笹枯れが続く。長い寿命を終えたのだろう。笹には朝露が残り、わずかにズボンの裾を濡らす。目立つ花はシロヨメナとオクモミジハグマくらいだ。時折、シモツケやキンミズヒキくらい。花種が少なくなったかな。獅子岩を下り登り返せば氷妻山だ。三等三角点が置かれている。鼻曲山には小天狗に四等三角点が置かれる。

お目当てのレンゲショウマ

なかなかピントが合わない
アップダウンを繰り返して鼻曲山への急登に入る。キョロキョロとするまでもなく咲いていましたよ、お目当てのレンゲショウマが。皆、登山道をそれて花の傍に行くようだ。踏み跡がしっかりと付いている。カメラを向けるがなかなか難しいなあ。今年は花数が少ないようだが我々にはこれで十分だ。

ソバナ

コオニユリ

ウスユキソウ
レンゲショウマの群生地を抜けると相変わらずの笹原だ。国境平への分岐を分けて歩けば小天狗に着いた。南側だけの展望だが奥秩父山塊(東アルプスとも呼ぶようだ)と八ヶ岳連峰が最初に目についた。東アルプスの奥には富士山が頭を見せている。なかなかいい風景だ。天気予報が微妙に外れたお陰で見ることができた景色かな。

ササ原が濃いなあ

ノコンギク

ウド
小天狗で眺望を楽しんだ後で大天狗に向かう。展望は小天狗のほうが優れるが休憩場所としては適さないのだ。途中の登山道には既に終わりかけたノコンギクがそこそこ咲いていた。岩場に腰を掛けて空腹を満たす。冷やした自前の胡瓜とミニトマトだ。冷凍しておいたおはぎも美味い。ライフさんに感謝だな。

オクモミジハグマ

ススキ 秋の気配

キバナアキギリ
小天狗に戻り再び展望を楽しむ。そういえば青空もいい感じだな。通りがかりのソロさんから言われて気が付いた。人の感性は様々だから面白い。登山口で言葉を交わした前橋のNさんとも色々と話を交わした。先週の岩櫃山と違って幾分涼しい山歩きとなった。

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