長梅雨の影響もあって山歩きからは遠ざかってしまった。8月と同時に梅雨明けとなり晴れ間が見える。もう8月だから低山では暑いし、近くて高い山の日光白根山でも歩いてみようか。ovid-19を避ける意味では白根山ロープウェイは利用したくないと思っていたが、同行者ごとに乗車させた記憶があり、菅沼登山口からの予定を変更して丸沼高原から入山することにした。費用負担が増えるが経済を回すためにわずかながら協力しよう。 |
山頂駅から白根山 晴れてる |
案内板を見て歩き出す |
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RWは密もなくすんなりと乗車。一気に山頂駅へと着いた。コマクサはすでに終わりで特に気を引くものはない。山頂ドームはしっかりと視界に入るし、高原の涼しさが心地よい。さあ、歩いて行こう。 |
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薄暗い針葉樹林帯には特に目立つ花もないが、長雨が続いたせいか苔の緑色が美しい。木漏れ日に輝くそれはスポットライトを浴びているようだ。やがて足元を飾るのはカニコウモリ。びっしりと樹林帯に生えている。 |
針葉樹林帯の登山道 |
カニコウモリだ |
カニコウモリだらけ |
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ここ白根山といえば黄色のハンゴンソウ、黄色のマルバダケブキ、そしてこのカニコウモリの群生が印象に残る。カニコウモリは何といっても地味だ。しかしカニコウモリしかない群生となれば否が応でも目に留まる。登山者も大勢だ。やはりRWコースは登山者が集中する印象を受ける。菅沼コースでは静かな山歩きが楽しめるはずだ。 |
白山シャクナゲが残る |
あれれ、ガスが巻いてきた |
ハンゴンソウ |
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あまり変化のない樹林帯を我慢して歩いていくと前が明るく開けてきた。森林限界を抜けたようだ。そしてここは花畑となっているが、ハクサンシャクナゲは一部を残しておしまい。ヨツバヒヨドリはまだ開花前。ハクサンフウロが風に揺れいている。山頂ドームは雲の中。日差しが遮られ寒くなってきた。とりあえず一息入れよう。 |
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山頂はもう直ぐ |
雲 |
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火口原 |
山頂からの火口原 |
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ザレ場を登っていくとガスが晴れてきた。多くの登山者が山頂を目指している。ここも密だなあ。山頂は狭いし、敢えて登る必要もないがなあ。あ、トウヤクリンドウだ。久しぶりだなあ。ライフさん達は先に山頂を目指している。定番の記念写真を撮ってもらって山頂を後にする。さあ、五色沼に降りていこう。 |
五色沼ね |
マルバダケブキと五色沼 |
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避難小屋へと下る道はやはりガレ場で歩きにくい。マルバダケブキは咲いているかな。この斜面はマルバダケブキの群生地となっていて期待通りに咲いている。これから最盛期を迎えるように蕾を残して咲いているものが多い。これに交じってハンゴンソウも咲き始めている。今年は長梅雨の影響で花が遅いのかな。眼下に見える五色沼は日の当たり具合で水面の色を変えている。 |
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日が当たってきた |
しつこく五色沼と外輪山 |
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やがてガレ場も終わり白樺の林になると避難小屋も近い。鹿がいるかな。避難小屋近くでは必ずと言っていいほどニホンジカと遭遇するのだ。これがまた人間慣れしているものだから逃げやしない。通りすがりの登山者が「弁当食べてたら寄ってきた。」と話してくれた。案の定居ましたよ。しかも三頭。可愛いのですが高山植物の食害問題の張本人(鹿)。やがて奥へと去っていったので五色沼を目指す。 |
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開放的な五色沼のほとりで休憩です。湖畔を吹く風は心地よく汗が引いていきます。スイカにキュウリにトマト、夏山ならではですなあ。でも、やたらと小さな蜂の集団が付きまとい鬱陶しい。思わず「何か用事ですか?」と話し掛けてしまった。 |
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湖畔をめぐり樹林帯の急登を過ぎ、五色山への分岐を分けると弥陀ヶ池だ。この辺りも高山植物の保護地になっている。ここでも一頭の鹿君がご挨拶に出てきましたよ。保護地にはいくつかの花が見られたが派手さはない。ここまで楽しく歩いてこられた。さあ、山頂駅まで戻ろう。 |
薄暗い樹林帯を戻る |
避難小屋があった |
遊歩道まで戻ってきた |
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