ユキワリソウやハナネコノメ、ミツマタ、カタクリなどがネット上を騒がせている。今年は暖冬で雪が少なく春も早いというものだ。ライフの提案で仙人ヶ岳に来てみた。アカヤシオが咲いたとの情報もあるし、足元の花にも期待して歩いてみましょう。予報では晴れ間のない曇りだが薄日も射してきた。出足はGPSが拾えなかったりカメラを車中に忘れたりと散々なことに。すっかり叱られてしまった。 |
|
タチツボスミレ |
ヤマルリソウ |
ユリワサビ |
ハナネコノメ |
|
岩切登山口からは以前と変わらない風景。このところ以前ほど花が多くはなく、ニリンソウなどは群落地がすっかりなくなってしまった。初めて訪れたときは、毎週花を楽しみに訪れているというハイカーとも話をしたが、もうその魅力は失せてしまったようだ。 |
|
ニリンソウ |
エイザンスミレ |
ネコノメソウ |
アカヤシオ |
|
それでも数は少ないが、足元に咲く花がわずかに目を楽しませてくれる。沢沿いに登山道は続くが徐々に道が荒れてくる。昨年の台風による大雨のせいだろう。狭い谷に大量の雨水が流れ込んだようだ。所々で道が流出したり丸太橋が失われたりしているが、しっかりと整備はされ安全性は確保されている。沢を右に左に行ったり来たりしながら歩いていく。 |
生不動 |
水は澄んで綺麗だが |
昨年の台風禍 |
急登に差し掛かる |
熊の分岐 |
もうすぐ山頂 |
|
昔からある小俣第二小(廃校となったらしい)の看板から谷は大きく開けザレた急登になる。稜線が近づくと岩場となり、そこを過ぎれば熊の分岐だ。一息入れて山頂を目指す。松の幼木が目につくなア。老木は枯れ、山は新しい世代に代わっていく。山頂稜線のアカヤシオはまだ咲いていないようだ。赤雪山への分岐を分けると誰もいない山頂に着いた。 |
山頂独り占め ではないか… |
次の世代を背負う若松 |
アカヤシオ咲いている |
|
帰路、不思議なことに道を外れた。しかし赤テープは付いているし歩く人がいるということか。そこで色鮮やかなアカヤシオを見つけた。なんだ、咲いているじゃん。さすがに道間違えに気付き正規のルートに戻ってみると、登りでは気付かなかったアカヤシオが咲いているではないか。足元ばかり見ていたせいか、北斜面の見えない道どりをしていたためか目につかなかったようだ。 |
松田湖を見下ろす |
石尊山と深 |
薄日も差し雨の心配もなくなったので周回コースを取ることにした。後から不満の雰囲気が漂ってくるが、きっとアカヤシオが咲いているはずだ。予想通り咲きだしたばかりの色鮮やかなアカヤシオや、既に色褪せ気味のアカヤシオがそこそこ咲いている。全般的に花付きは良くないようだ。今年は裏年かもな。花芽はまだ残るがあまり期待はできそうもない。 |
|
|
|
犬返し |
恐ろしい鎖場 迂回が正解? |
ポーズしてはいるけど… |
|
今日は暑い。汗が目に染みる。アカヤシオを楽しみながらアップダウンを繰り返していく。忘却して歩くがアップダウンの多さに後悔してしまう。猪子山からはコースを外して一気に藪尾根を下ろう。道のりにして1/4位に短縮される。やはり後ろから不満や怒りを感じる。悪い選択ではないと思ったのだが、相当に気分を害してしまったようだ。 |
P511 猪子岳 |
仙人ヶ岳を振り返る |
猪子岳に着いた ここから藪を下る |
途中のアカヤシオ |
ヤマツツジも咲いている |
ちょうど見頃だ |
|
藪尾根にもアカヤシオが点々と咲く。時折わずかながらミツバツツジの紫も。標高を下げるとヤマツツジまで鮮やかに咲いていた。 |