恵那山
えなさん
2,191m
木曽山脈
長野県・岐阜県

登 山 日 2019年10月20日(曇り晴れ)
メンバー しんぷるライフ
行  程 林道ゲート07:55…08:20恵那山広河原ルート登山口08:28…09:28:4合目(休憩所)…10:18:1,990m展望地…10:49▲恵那山一等三角点10:52…11:00恵那山頂避難小屋11:40…11:49恵那山一等三角点…1,990m展望地…12:454合目:4合目(休憩所)…13:29恵那山広河原ルート登山口…13:54林道ゲート
ルートマップ(ヤマレコ)
 山と高原地図のコースタイムでは広河原ルートが恵那山までの最短ルートだ。駐車場の標高は1150m程で標高差は1000m余り、道のりにして3100m。経験上、標高差300mで1時間、時速2Kmとしてコースタイムを予想している。遅いほうを採れば、山頂までは3時間ちょっということになる。しかし、山と高原地図では4時間10分。登ったことはないので地図のコースタイムで計画したが、実際歩いてみると約3時間弱。このコースタイム設定は相当甘いということになる。

広河原登山口駐車場

舗装の林道を行く
 飯田市のホテルに前泊して広河原登山口駐車場を目指す。台風19号の影響か何か所か工事規制が入っている。戸沢から峰越林道に入ると2年前の記憶がよみがえった。その日は雨で、登山は半ばあきらめ加減で登山口駐車場くらいは見ておこうかと車を走らせたのだ。当然、登山者は少なく駐車場もガラガラだった。ところが今日は駐車場手前の駐車余地から登山者の車で一杯だ。さすがに日本百名山だな。一番地味なルートにしてこれだから、他のルートも一杯だろう。

隧道をくぐって

恵那山広河原登山口だ
 駐車場で準備をするが、登山者の出足は早く、わずか2組が残されているだけ。男女2人組はハーネスやヘルメット装備をしているが、そんなコースあったっけなあ。もう一人はバイクのソロ。その後を追うように出発となった。舗装された林道は昨日からの雨で濡れている。隣を流れる木谷川は清流だ。トンネルをくぐると間もなく恵那山広河原登山口だ。立派な林道は更に先まで続いている。先行する2人組の後を追い、登山口を通り過ぎたことに気付かないまま歩いて行ってしまった。途中から木谷川に下りていくので不審に思い地図を見てびっくり。バイクのソロさんが登山届を出していた安全之碑から川を渡らなければならなかった。やあ、早く気づいてよかったあ~、と言うかとんだミス。

登山口からはすぐに木谷川を渡る

登山道に入る
 橋を渡ると本格的な登山道になる。ブナをはじめとした雑木林だ。紅葉は始まったばかりで、台風の影響なのか色付いたモミジの落葉が目立つ。やがてカラマツの林となるが色付きはまだこれから先のようだ。空を覆っていたガスが徐々にあがっていくのがわかる。青空も見え始め今日はそこそこの登山日和となりそうだ。道標が300m間隔で付けられて良い目安となる。

カラマツの林 紅葉はもう少し先

0.3Km毎に置かれる道標

シラカバと青空

南アルプスが見えてきた
 暑くはないが湿度が高く汗がにじんでくる。湿度100%じゃないのかな。道脇は笹で植生はあまりないように感じる。見た花はアキノキリンソウくらい。もっとももうこの時期は花はないかもね。尾根に出て標高を上げていくと南アルプスが雲海に浮かんでいる。まさに北部から南部まで全域が眺望できる。やや北に目をやれば中央アルプスの眺望も素晴らしい。未踏の空木岳の岩々がすごい。広河原ルートの展望は期待できないとのことだが、素晴らしい展望地が所々にある。

中央アルプスだ

木曽駒ケ岳から空木岳・南駒ケ岳まで稜線
 登山道は岩場少々、短い丸太階段が所々に設置されている。特に変化に富んだ登山道とは言えないが、比較的歩きやすい気がする。やがて辺りの林はシラカバやダケカンバからシラビソやコメツガの林に変化している。山頂まではもう直ぐかな。雲海は激しい動きはなく静かに浮かんでいる感じだ。南アルプスの向こうに富士山がうっすらと見える。

南アルプスが一望だ

御嶽山

一等三角点が置かれる山頂 櫓からの展望はないとか

近くに恵那山神社 本社
 山頂前の急な斜面を登ると平坦になる。その先に一等三角点が置かれた恵那山頂上に着いた。櫓に上った登山者が、「話の通り展望はないや」と話している。記念写真を撮ってもらって避難小屋へと進む。どうやら避難小屋の裏の岩場が展望がいいらしい。三角点峰の一角に恵那山神社本社が祭られている。登山の無事を祈願しておく。平坦な道をわずかに進んで一旦下ると避難小屋があった。

立派な避難小屋 裏の岩場が展望所

聖岳の右に富士山
 こちらも登山者で賑わっている。皆が承知のように避難小屋裏の岩場での展望を楽しんでいる。早速上ってみたが、あれ、期待したほどではないなあ。途中の展望地の方がよかったかも。それでもたっぷり楽しんでから下る。上空はすっかり雲が抜け日差しが強い。

避難小屋裏の岩場からの展望

岩場から避難小屋

帰路での紅葉

ガスが出てきて幻想的
 帰路では展望地を過ぎると徐々にガスが出てきた。300m間隔の道標は下りで10分位で通過していく。登山口までは100分か?林道歩きを入れて2時間。もう少し深まった紅葉を期待して来たが少し期待外れだったかも。
 帰りは「湯ったりーな昼神」で入浴した。アルカリ性単純硫黄泉ですべすべ。とても良い湯質でまさに美肌の湯だ。

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