入笠山
にゅうがさやま
1955m
南アルプス最北端
長野県
登 山 日 2019年06月22日(曇りのち雨)
メンバー しんぷるライフ、KM
行  程 ゴンドラ山頂駅…入笠湿原…花畑…▲入笠山…入笠湿原…ゴンドラ山頂駅
ルートマップ(YAMAP)
 ホテイアツモリソウは本州で生育が確認されている県は、長野県・山梨県・福井県の3県だけであり、長野県では富士見町でのみ自生しています。環境省及び長野県のレッドリストで、近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い、絶滅危惧類に区分されています。現在、日本国内で自生している固体数は、わずか100個体程度と推測され富士見町ではさまざまな保護活動を行っております。
富士見パノラマリゾート 長野県富士見町HPより引用 2019.6.23>
 昨日の山行で太腿も脹脛も筋肉痛で辛い。年を取ってから筋肉痛は三日遅れ位で来るのに、今日はどういうわけか痛い。筋肉も張りが強く乳酸がたっぷりとたまっているようだ。ライフさん達は戸神山だったので何ともないようだ。通常は沢入登山口から歩くらしいが、天気予報は午前中までらしいので、ゴンドラ往復(\1650)とした。標高差730mを10分ほどで一気に標高1780mの山頂駅だ。入笠山の標高は1955mだからお手軽な登山を楽しめることになる。

山頂駅からまずはレンゲツツジ

ホテイアツモリソウ

マイヅルソウの群生
 ゴンドラにマウンテンバイクが搭乗するのには驚いた。結構立派なコースが併設されているようだ。山頂駅を降りて入笠すずらん山野草公園に沿って歩き出す。早速有名なホテイアツモリソウが登場。クマガイソウの色違いに見えたがちょっと違うようだ。公園を抜けカラマツ林を歩いていくと入笠湿原の入口に着いた。鹿対策で立派なゲートが設けてある。こうしないと貴重な高山植物が保護できない時代になってきた。早速入っていこう。

入笠湿原入口 鹿対策ばっちり

オオアマドコロ

入笠湿原は開放的だ
 数が多かったのはシロバナノヘビイチゴ、ウマノアシガタ、ツマトリソウ、レンゲツツジ、ズミといったところか。天気は決していいとは言えないが訪れるハイカーは多いね。小さな湿原だが意外と開放感はある。湿原を抜けて登山道を行くとクリンソウの群生地に出た。赤紫と青紫の二色のクリンソウが咲いている。こんな群生を見たのは初めてなので嬉しくなった。

クリンソウの群生地

山頂を目指す

サクラソウが少し
 お花畑を通り入笠山の頂上を目指す。スズラン、ツマトリソウ、シロバナノヘビイチゴなどが咲く。レンゲツツジもいい色を出している。お花畑を抜けるといよいよ山頂を残すのみ。岩場コースと岩場迂回コースに分かれている。岩場コースを登り迂回コースを下ることにする。コースは大変混雑している。筋肉痛と筋肉疲労で足を上げるのが辛かったが、それもわずかで山頂に着いた。

百万本のスズランだとか

シロバナノヘビイチゴ

ズミも綺麗
 裸地となった比較的広い山頂はガスの中だ。初めての山頂なので記念の一枚を撮る。山のある位置からしてさぞかし素晴らしい眺望が得られるだろうに。ゴンドラチケットを購入した際に頂いた「入笠に咲く花/散策ガイドbook(富士見待ち産業課)」の眺望写真を見て想像する。いいねえ、実にいい(笑)。八ヶ岳に登りたくなったなあ。ランチの用意をしていると、「こんにちはー。」と。こんなところで誰だ~、と振り返るとさくらパパ。ママもさくらちゃんも一緒じゃん。本当にびっくりの出会いだ。

ガスの山頂だ

立派な方位盤が置かれる

ツマトリソウですね
 一瞬明るくなって期待を持たせたが、結局は晴れずに山頂を後にする。迂回コースを下り再び湿原に入る。おっと、雨粒が落ちてきた。仕方なくスズラン自生地を足早に抜け山頂駅を目指す。もう少し別嬪さんのスズランを探してみたかったあ。山野草の無料サービスやソフトクリームの割引券、さらに帰りのゴンドラでの熱いお絞りの配布などサービスがいいねえ。谷川や尾瀬にはないなあ。バスツアーでもよく目にする入笠山は立派な観光地だ。

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