夕日岳 ゆうひだけ 1,189m 前日光 栃木県鹿沼市 |
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このところ花の見頃を外しての山歩きが続いている。意図的に外したわけはなく外れてしまったのが事実だよな。今はアカヤシオが本格的な時期になっている。考えてみれば低山里山では3月からアカヤシオが咲いているから、花の時期としてはずいぶんと長いことになる。情報収集の結果、夕日岳がよさそうだ。 | ||||||||
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快適に車を走らせて細尾峠に着いた。登山口には路駐の車がそこそこ。アクセスを考慮するとこんなものかな。3年前の5月15日に訪れたときはアカヤシオは既に終わりミツバとシロが綺麗だった。今日はどんな感じだろう。登山口から上がるとまだミツバの花芽は少なく硬い。これはアカヤシオしか期待できないことになる。歩いていくと徐々にアカヤシオのピンクが目についた来た。 | ||||||||
細尾峠 薬師岳・夕日岳登山口 |
ミツバツツジがわずかに咲き始めた |
アカヤシオは見頃 |
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遠景は袈裟丸山方面 |
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前方にワンコが歩いている。どうやら石塚さんちのさくらちゃんのようだが、早くて追いつけない。高度を上げていくとアカヤシオが見頃となっている。振り返れば半月山が大きい。来週にはアカヤシオがよさそうな袈裟丸山もよく見える。向こうもこちらに気付いたらしく途中で待っていてくれて、赤城黒檜山以来の再会となった。花の色を楽しみながら薬師岳への急登をゆっくりと登っていく。あっけなく薬師岳の頂上に着いてしまった。 | ||||||||
薬師岳頂上の石祠 |
頂上はは正に見頃 |
日光連山をバックに |
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男体山や女峰山の眺望が良い。目を変えれば、夕日岳の山頂付近や三ツ目からの稜線の色付きがよい。これは行くしかないなあ。 | ||||||||
薬師岳から夕日岳への登山道はアップダウンの繰り返しだ。花がなければつまらない道で疲れるだけだが、この道は禅頂行者道と呼ばれ、奈良時代に日光の山々を開山した勝道上人が、その弟子たちと歩いた修験の道なのだそうだ。今日は気温が上がり暑い。おまけに風がないから疲労感がたまる。アカヤシオ最盛期であり木々の緑は少ない。やがて三ツ目に着いた。夕日岳はもうすぐだ。登山者もぐっと増えてきた。 | ||||||||
いい一枚が取れるかな |
美人さん |
三ツ目分岐 |
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三ツ目からは鞍部に下っていく。若々しいアカヤシオが綺麗に咲いていますよ。今日の山行一番の見頃。いやあ、いいねえ。来た甲斐があったねえ。 | ||||||||
山頂の一角に腰を下ろし、眺望を楽しみながらのランチだ。やがて石塚さんちが遅れてやってきた。さくらちゃんのペースに合わせるから大変だ。雷注意報が出ているがどうやら大丈夫のようだ。小一時間ほど山頂を楽しんで帰路に着く。三ツ目に向かって下っていく。満開見頃のアカヤシオはこれが見納めになる。 | ||||||||
日光連山 |
石仏と石祠 |
アカヤシオ一杯 |
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帰路でも見頃 |
誰が彫ったのか 観音様? |
首長恐竜現る 退避~ |
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三ツ目分岐からの禅頂行者道は何となく長く感じる。薬師岳肩からのサブルートは閉鎖され廃道になってしまったようだ。薬師岳からの急斜面を下るのは少々大変なのでサブルートが残っていればよかったのだが。薬師岳頂上付近のアカヤシオを再び愛でて急斜面を下っていく。オオカメノキの白い花が見えてくると細尾峠は近い。 |