仙人ヶ岳
せんにんがたけ
663m
桐生市・足利市

 アカヤシオが本格的な季節に入ってきた。東毛の定番である仙人ヶ岳は、先週多くのネット仲間が歩いている。それ以降、季節外れの寒波が襲来し花の寿命も伸びているだろう。
登山日 2019年04月13日(晴れ) しんぷる
行 程 岩切登山口10:12…11:05猪子山…11:30犬帰り…11:56宗ノ岳…12:11知ノ岳…12:21熊の分岐…12:38▲仙人ヶ岳12:59…13:33生不動…14:03岩切登山口
ルートマップ(YAMAP)

 岩切の駐車場にはたくさんのハイカーの車で賑わっている。案内板が新設されたのかな。出足が遅いのか前方には人が見えない。

ハイキングコース案内板
コースタイムはきつめ

正規登山道を離れて
藪尾根に入る

猪出没中
捕獲檻には二ホンシカがいた
 岩切沢に沿って歩き、沢にかかった丸太橋を渡り藪尾根にとりつく。脇の捕獲檻にはニホンシカが捕らわれている。こちらを見ると怯えた様子で暴れだした。可哀そうだが仕方がない。

藪尾根

あまり歩かれていないようだ

アカヤシオの蕾も沢山
 藪は濃くないが急登だ。立木に捕まりながらセカセカと上っていくと息が切れる。ミツバツツジやヤマツツジが数株あるが花芽は少ない。標高400mを越えたあたりからアカヤシオのピンク色が見え始めた。
 尾根の両脇には次々とアカヤシオがきれいな花を咲かせている。今週は平地でも積雪があったくらいだから花が長持ちしたようだ。青空もありアカヤシオが映えますね。尾根は平坦ではなく岩場ありルート選択をしたりと意外と大変。

P511猪子岳

アカヤシオ一杯

仙人ヶ岳

犬返し前の岩

アカヤシオが最高

岩々だ
 P511猪子岳に出ても同じようにアカヤシオがいい感じだ。ここからはハイキングコースで仙人ヶ岳を目指す。この稜線は足場が良いとはいえず、小ピークごとにアップダウンが続くので大変なのだ。

知ノ岳を望む

穏やかな登山道

歩いてきた稜線を振り返る
 時々ハイカーとすれ違うが多くはない。犬返し、熊の分岐を過ぎ山頂に着いた。広い山頂は10組足らずのハイカーがゆったりと休憩をしていた。一角に腰を下ろしくつろぐ。休憩を終えたハイカーを見ていると前仙人方面へ下っていく数が多い。意外といるんですね。

奥日光の山々 日光白根、男体山

仙人ヶ岳三等三角点

頂上だ

岩切沢に沿って下ると新緑

キブシ

落葉でふかふかな登山道

生不動

ヤマザクラの青葉

数の少ないニリンソウ
 熊の分岐に戻り沢コースを下る。かつて沢沿いに群生していたニリンソウはわずかに残るのみ。カタクリ群生地の標柱も虚しく立っている。いくつもの丸太橋を渡って下っていく。捕らわれていた鹿の姿は消えていた。今頃血を抜かれてしまったのか。仙人ヶ岳のアカヤシオを見るのは結構大変だった。
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