武尊山
ほたかやま
2158m
越後山脈
みなかみ町・川場村・片品村

 武尊山の積雪期登山が今や大人気だ。川場スキー場が積極的に雪山トレッキングに関わっていることが大きいと思う。かつて無雪期にスキー場のゲレンデを利用して武尊山に登頂した際に、職員と思われる男に嫌味を言われたものだが、時代が変わったのだろう。谷川岳天神尾根も危険の少ないルートとして人気があるが、日光白根山も含めて北毛には多くの魅力的な雪山トレッキングコースがある。
登山日 2019年03月09日(快晴) しんぷるライフ
行 程 川場スキー場ゲレンデトップ10:10…10:39△剣ヶ峰山…11:56▲武尊山12:49…13:47剣ヶ峰山…14:02川場スキー場ゲレンデトップ
ルートマップ(ヤマレコ)

 登山者用リフト券一人¥2000(ICカード保障費\500が別料金でカード返却後に返金)を購入するのに詳細な登山届を提出しなければならない。先日、遭難者が出たためか職員も神経を使っているようだ。手間はかかったが、まあ順調にリフトに乗ることができた。ゲレンデではスキーヤーやスノーボーダーが楽しそうに滑っている。桜川エクスプレス、クリスタルエクスプレスと乗り継いでゲレンデトップに立つ。ここが登山口だ。

リフトから谷川岳

リフトを桜川からクリスタルに乗り継ぐ

中央に小さく武尊山頂上が見える

紺碧の空

家の串 剣ヶ峰 前武尊

剣ヶ峰山への上り
 アイゼンを装着。「ここ二日雪が降ったので気を付けてください。」と、チケット売り場で言われたので積雪量が気になったが、ストックとアイゼンだけで問題なさそうだ。バテないようにゆっくりと行きましょう。空は完ぺきな青空、しかも無風。最高の登山日和だ。

鬼岩 その遠景には浅間連峰が見える

巻機山でしょうか
 トレースはしっかりと付いているのでただ辿るだけだ。武尊山を目指すハイカーが沢山いる。ゲレンデトップから稜線に出れば一気に展望が広がる。ここまでリフトを持って来ればもう何をかいわんやの世界だと思う。ここでゆっくり時間を過ごすのもいい感じだ。

剣ヶ峰山が見えてきた

武尊山主稜線 武尊山 中ノ岳
 剣ヶ峰山への上りはちょっと大変。山頂はヤセ尾根でちょっと緊張する。だけど展望は最高だ。武尊山まで行くしかないね。

谷川から巻機山までの大パノラマ (剣ヶ峰山より)

剣ヶ峰山で

剣ヶ峰山からの下りは見た目ほどではない

剣ヶ峰山をバックに山女
 山頂標識が頭を出しているだけだからそれなりの積雪があるのだろう。剣ヶ峰山からの下りは写真で見るとかなりヤバそうだが、滑り落ちる場所ではないのでさほど緊張はなかった。ここからは武尊山との鞍部に降りていく。

中央は日光白根山

武尊山と中ノ岳

剣ヶ峰山を振り返る

樹氷がいい感じだ

さあ武尊山へ
 気温が高いのだろう、半袖でも歩けるような陽気になってきた。アウターを脱ぎ帽子もいらないくらいだ。気分上々。

剣ヶ峰の鋭鋒が魅力的だ

山頂が近づいてきた

山頂から平ヶ岳、至仏山、燧ケ岳

中ノ岳 家の串 剣ヶ峰 遠景に皇海山
 風の通り道を抜けて武尊山の山頂に立つ。今まで見えなかった尾瀬の山々が一望だ。南方はだいぶ霞んでしまったがそれなりに楽しめる。八ヶ岳、南アルプス、北アルプス、富士山等など。一通り展望を楽しんだ後に尾瀬の山々を見ながら風を避けてのランチだ。カップラーメンを煮ることにしました。おかげで熱々。

山頂から見る谷川岳

風を避けて北側へ

熱々ラーメン

最高の展望だ

山頂のモンスター

山女
 さあ、大満足の山頂に別れを告げましょう。今年は今までになく雪山を楽しむことができた。天気にも恵まれたなあ。

帰路に入る

上州赤城山

剣ヶ峰山は絵になるね

雪が多ければ立派なモンスター

獅子ヶ鼻山から鹿俣山 玉原湖 遠景谷川岳
 帰路は光の具合が違って、雪景色が微妙に変化している。グリーンシーズンの武尊山もいいが、雪山の武尊山はとても素晴らしい。遠くに遠征しなくてもここに通えば充分だ。冬には武尊山ばかりだと言っていた知人がいたが納得だ。

剣ヶ峰山標識

もうすぐゲレンデトップ

白樺と青空 いいね
 下りは6爪アイゼンでは不十分だった。要検討といったところか。川場スキー場は登山者にとってもいいところだ。
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