北横岳
きたよこだけ
2480m
八ヶ岳連峰・北八ヶ岳

 北八ヶ岳エリアは、まだ蓼科山しか知らない。北横岳は北八ヶ岳ロープウェイを利用すれば簡単に山頂を往復できるようだ。天気予報は広域晴れ。日本アルプス、八ヶ岳などの大展望を腹いっぱいに味わってこよう。
登山日 2019年02月24日(晴れ) しんぷるライフ、KM、Tさん
行 程 北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅10:00…10:15坪庭10:18…10:41三ツ岳分岐…10:47北横岳ヒュッテ…11:03北横岳(南峰)…11:08北横岳11:56…12:02北横岳(南峰)12:06…12:15北横岳ヒュッテ…12:19三ツ岳分岐…12:38坪庭…12:51北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
ルートマップ(ヤマレコ)

 今年の冬はとにかく雪が少ない。ライブカメラでビーナスライン周辺を見れば道路は完全にドライ状態。夏タイヤの我がマイカーでも大丈夫そう。グーグルマップのままに車を走らせれば、北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅に難なく着くことができた。確かに積雪量は少ない。山もスキー場ゲレンデ以外には積雪が見られないから、雪不足は意外と深刻かもしれない。

ロープウェイを降りると坪庭

今日のコースを確認

積雪は少ない
 ギューギュー詰めの100人乗りロープウェイを降りると目の前が坪庭だ。アイゼンを着けないまま歩き出したが第一休憩所への上りで「こりゃだめだ」となり全員で装着。北横岳を目指す登山者は多い。西方を見れば中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳から北アルプスがくっきりと見えている。今日は最上級の天候に恵まれたようだ。途中まで溶岩ハイマツ帯の坪庭散策路を歩いてから北横岳登山道へと入っていく。

ロープウェイ山頂駅の上には中央アルプス

南アルプス北岳・甲斐駒・仙丈

 北横岳

中央アルプス

坪庭は広いか10万坪

登山道へと入る

北横岳ヒュッテ
 歩き出しが遅いこともあり下って来るハイカーも多い。譲り譲られすれ違いには狭い登山道を歩いていく。登山道はコメツガやシラビソに囲まれている。北八ヶ岳の山には「縞枯れ」と呼ばれる現象がみられる。これは,等高線方向に帯状に樹木が集団枯死する現象で,遠景では立枯れた樹木の幹が白い縞のように見える。その名を冠したのが縞枯山だ。山頂を踏みたいと思ったが山頂からの展望は優れないようだ。快適な登山道を歩いていくと北横岳ヒュッテに着いた。ここで一服。
北横岳南峰から北アルプスを一望する
 ここからはやや急登になる。しかし、それもわずかで大展望の横岳南峰に着いた。横岳は一般的に三角点2471.6が置かれる南峰を指すようだが、標高は北峰が優れ2480mとなる。どちらも一味違った眺望が楽しめる。北峰の雪上でランチタイムとした。

鹿島槍ヶ岳 剣岳

白馬三山

穂高連峰

槍ヶ岳連峰

乗鞍岳

御嶽山

 根子岳・四阿山 浅間連峰

頸城山塊(雨飾山 高妻山 焼岳 火打山 妙高山)

蓼科山

北八ヶ岳を正面に山頂を後にする
 横岳北峰山頂から夢中になって写真を撮っていると、雪に突き刺しておいたストックが片方倒れて斜面を滑り落ちてしまった。不注意で大損害、トホホのホだ。槍の穂先には雪が付かず黒く見える。日本の名峰が白銀となって目の前に連なる。これだけで大満足だ。ずっとこのままなんて思ってしまう。

坪庭から中央アルプス

縞枯岳

坪庭から北横岳
 名残惜しい山頂だが降りねばなるまい。下りは快適だ。あっけないほど簡単に坪庭に降り立った。帰りのロープウェイはガラガラで車内からの展望を楽しむことができた。この冬は冠雪した日本アルプスを何度も眺望することができて大変良かったな。
inserted by FC2 system