小野子山 おのこやま 1208m 渋川市・高山村 |
結婚の森から大展望の十二ヶ岳を目指したが、あいにく谷川連峰は雪雲の中の様だ。予定を変更して小野子山を目指すことにした。何度か登っている小野子山だが、まだ雨乞山経由で登ったことがない。 |
登山日 | 2019年02月20日(晴れ) | しんぷる |
行 程 | 小野子山登山道入口P10:18…11:09▲雨乞山…12:10▲小野子山12:29…13:10雨乞山…13:44小野子山登山道入口P ルートマップ(ヤマレコ) |
R353から道標に従って市道に入っていく。YAMAP地図で赤線通りに進んでいることを確認するが、要所に道標が設置されていて迷うことはない。登山道入口駐車場はなかなか立派だ。榛名山の展望もよい。やや風はあるが気温は高く4月並みの気温だ。 | |||||
小野子山登山道入口駐車場 |
駐車場には東屋と仮設トイレあり |
法面崩落のため通行止とある |
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登山道入口 丸太階段から始まる |
岩が多いかな |
岩峰が見える |
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車道を行くとすぐに登山口がある。丸太階段が直線的に続いている。幅と段差が微妙にきつい。いったん途切れるが再び現れる。これが又まっすぐに伸びており、調子づいて登っていくと息絶え絶えになり情けないことにバテてしまった。最初はゆっくり登らなあかん。 | |||||
浅間山方面 |
四阿山方面 |
草津白根山方面 |
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丸太階段はなくなるが尾根沿いに急登が続く。バテた体にはつらい。北風が音を立てて尾根を巻いて吹き抜けていく。ちょっとした広場に出た。どうやらNHKの電波塔の跡地の様だ。徐々に展望が出てくる。休みやすみなんとか雨乞山の頂上に着いた。やれやれだ。山頂には二等三角点と立派な標柱が置かれている。 | |||||
雨乞山頂上 二等三角点あり |
松の倒木が登山道を塞ぐ |
明るい雑木林だ |
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雨乞山からは一旦下る。鞍部には風の通り道があるのかゴーゴーと北風が吹き抜けていく。北斜面の登山道は濡れていて滑る。急激な気温上昇で凍土が融けたのだろう。雨乞山までの登りからはだいぶ穏やかになった。緊急時位置情報も雨乞山から小野子山に変わった。時折、採石場の工事音が聞こえてくる。位置情報「小野子山-2」からは再び急登になる。小野子山に登るには一番きついコースに違いない。 | |||||
岩々 緊急時小野子山-2から急登 |
赤城山が見える |
岩峰が近づく 名前なしかな |
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雨乞山を振り返る |
クマ笹が出てきた |
小野子山1208m頂上に着いた |
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久しぶりに休みやすみの登山となった。1152mピークを下ったところで帽子が風にあおられて飛ばされてしまった。登山道からおよそ15m程落ちてから止まった。取りに行く元気がなく帰りに回収することにして山頂を目指す。クマ笹が出てきたことで山頂が近くなったことを感じる。間もなく待望の小野子山の頂上に着いた。積雪がない山頂はぬかるんでいて歩くのが嫌になる。 | |||||
赤城山 手前は浅間(せんげん)山 |
浅間山だ |
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帰路で見つけた ヤママユ |
ヤママユ 木の葉に包まれるように眠る緑色の繭。この繭から採れる糸、天蚕糸(てんさんし)は、白い絹糸よりもしなやかでしわになりにくく、「繊維のダイヤモンド」・「繊維の女王」などと呼ばれ、時に絹糸の70倍の値がつくとも言われる高級糸、だそうだ。 |
同じく 二つ目 |
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山歩きを始めたころのガイドブックを見ると山頂からは谷川連峰が一望できたようだ。今では低木が育ち、その枝が邪魔で隙間から垣間見えるだけだ。時の移ろいを感じざるを得ない。山頂は風が吹き抜けるだけで静かだ。久しぶりの静寂を味わう。これが単独行の良さかな。飛ばされた帽子を無事に回収して下山した。楽しみにしていた小野上温泉は休館日で残念ながら入れず。 |