烏帽子岳
えぼしだけ
2,066m
浅間連峰

 先週、黒斑山に登って北アルプスの山並みを眺めた。それは素晴らしいものだったが浅間連峰の山が邪魔して一望というわけにはいかない。湯ノ丸山や烏帽子岳に登れば遮るものなく北アルプスの山並みが見ることができる。松本地方晴れの予報を信じて出かけてみた。
登山日 2019年01月19日(晴れ) しんぷるライフ、KM
行 程 烏帽子岳登山口09:16…09:31臼窪湿原…09:42中分岐…10:12小梨平分岐…10:54小烏帽子岳…11:16烏帽子岳11:45…12:07小梨平分岐…12:34中分岐…12:42臼窪湿原…12:54烏帽子岳登山口
ルートマップ(ヤマレコ)

 朝起きれば沼田は雪がチラチラしている。赤城山の上空にも厚い雪雲がかかっている。利根沼田は新潟の天気に左右されるから仕方ない。高山村に入って浅間山が見えていなければ考え直そう。そんな心配は杞憂だった。鹿沢に入ると路上には雪が見られ、夏タイヤではちょっと無理がありそう。地蔵峠の駐車場も登山口近くに空きがあり順調そのもの。

地蔵峠の登山口

それなりの積雪

もうすぐ白窪湿原 湯ノ丸山が見える
 積雪は少ないのだろう。一応アイゼンを着けてはみるが必然とはいえないかも。本日のトレースは少ないようだ。

振り返れば西篭ノ登山

唐松と青空

白窪湿原
 キャンプ場から白窪湿原を過ぎ樹林帯に入っていく。カラマツやシラビソの林だ。やや積雪量が増えてきたがさほど変化はない。歩きやすい道が続く。風は穏やかではあるが山頂部の風が気になる。湯ノ丸山に登ってきたソロに訊くと山頂部は風が強いとのこと。次に烏帽子岳に登ってきたソロに訊くと少し風が出てきたとのこと。

烏帽子岳が見えてきた

湯ノ丸スキー場と篭ノ登・黒斑・前掛山
 樹林帯を抜け湯ノ丸と烏帽子の鞍部に出る。湯ノ丸山を見ると樹氷が白い。烏帽子岳も近くに見える。あとは稜線に出るだけだ。トレースはしっかりしているから、汗をかかないように登っていくだけだ。夏道をそのまま行くと烏帽子岳の稜線に出た。一気に展望が広がる。風はあまり気にならない。最高のコンディションだろう。

根子岳・四阿山 横手山

小烏帽子岳から北アルプス

烏帽子岳

湯ノ丸山には霧氷が付いていた
 北アルプスは概ねよく見える。南部はすっきり、北部は白馬岳を中心に残念ながら雲がかかっている。頚城山塊は雲の中。富士山、八ヶ岳、中央アルプス、御嶽山、美ヶ原、霧ヶ峰はすっきりだ。途中では雲がかかっていた四阿山・根子岳、草津白根もすっきりと雲が晴れてきた。これだけの眺望が楽しめれば良しとしなければ。

烏帽子岳山頂から四阿山方面

何してる
 稜線に出れば小烏帽子、烏帽子と向かって歩いていくだけだ。稜線からの素晴らしい展望を楽しみながらお手軽な雪山ハイキングを楽しむ。小烏帽子から烏帽子までの稜線には風が抜けていったが、烏帽子岳の山頂は気になる風は少なく腰を下ろしてのランチとした。カップラーメンは出来上がる頃には冷めてしまって一気に飲み込めるほど。工夫して熱い食事を楽しみたいものだ。

富士山3776m

穂高連峰

憧れの槍ヶ岳

鹿島槍ヶ岳にはうっすらとガスが

後立山連峰

火打・妙高

浅間山

小烏帽子岳に向かって下る

冬道を下る ショートカットだ

霧氷?

あれれ、コースアウト?

それとも積雪?
 山頂でのんびりしていると2組が登ってきた。体が冷えてきたので下りましょう。小烏帽子まで戻る途中にショートカットの踏み跡があった。帰路には使おうと考えていたが、ライフさんは様子を見て先に下って行った。少し遅れてしまったが追いかけていこう。なかなか快適。わずかな時間で鞍部に降り立った。山頂の寒さもここまで下るとだいぶ暖かく感じる。あとは登山口まで戻るだけだ。
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