稲含山
いなふくみやま
1,370m
西上州

古来より日本では山岳信仰が盛んに行われていたが、西上州も例外ではなくそれは大変身近なものだったようだ。この稲含山は農耕の神が祀られ、同じ稲含神社ではあるが秋畑と下仁田二つの神社があるのが面白い。そして今なお例祭が盛んに行われているようである。この信仰の山にも林道が走り、山頂もだいぶ身近になった。そしてその山頂は西上州の展望台とも呼ばれているらしい。
登山日 2019年01月05日(晴れ) しんぷるライフ、KM、Tさん
行 程 茂垣峠11:11…11:18赤鳥居…11:42石仏…11:51▲稲含山13:00…13:30茂垣峠
ルートマップ(ヤマレコ)

 秋畑から那須を抜け茂垣峠に着いた。ここはかつて新鳥居峠と呼ばれていたと思うが、今は茂垣峠であるとしている。実に10年ぶりの訪問だ。駐車場から少し林道を歩くことなどすっかり記憶にはない。しかし相変わらず駐車場からの展望はよい。

茂垣峠駐車場

林道を歩く

まもなく赤鳥居

杉林

馬酔木の回廊

石仏 かつて滑落事故があった
 登山道の傾斜は意外ときつく息が切れる。階段が続き整備された道といえるだろう。山頂に近づくと薄っすらと雪が降った跡が残る。霜柱も立ち登山道は固く凍っている。北斜面だけあって、日陰には風があるわけではないが耳が冷たい。やがて下仁田稲含神社に着く。山頂はすぐそこだ。

中心に小沢岳

西御荷鉾山

榛名山

浅間山
 西上州の展望台に立って展望を楽しむ。すっきりと晴れることを予想してきたが、どうも雲が多いようですな。八ヶ岳連峰は雲の中、北アルプスも見えるようだが同じく雲の中。でも、山頂は穏やかで暖かくのんびりとランチを楽しむことができそう。

山頂道標がいくつかある

稲含山頂上

那須・秋畑方面を見下ろす
 かつて三角点のそばにあった山頂標柱は今はもうない。西を見れば西上州の山塊が長野県まで続いている。東にはうっすらと筑波山も望むことができる。快晴の日にまた来たくなった。
 茂垣峠から下仁田方面に下ったが未舗装路が長く続きまいった。那須・秋畑方面の林道を往復するのが無難だ。
inserted by FC2 system