岩手山 いわてさん 2,038m 奥羽山脈 |
「ふるさとの山に向かいて 言うことなし ふるさとの山はありがたきかな」と、石川啄木が詠う岩手山には魅力的な七つの登山道がある。このうち御御坂コースと上坊(わんぼう)コースは信仰登山の旧参道として歩かれ、馬返しを登山口とする柳沢コースは古くから信仰登山の表参道として使われた岩手山の代表的なコースだそうだ。今回は山頂までの最短コースである上坊コースを選んだ。環境省岩手山登山道紹介HP |
登山日 | 2018年09月18日(曇り一時晴れ) | しんぷるライフ、しげ |
行 程 | 上坊登山口07:51…09:27ツルハシ09:36…10:25平笠不動避難小屋10:30…11:11焼走り分岐11:19…11:23▲岩手山11:27…11:45岩手山神社奥宮…12:05焼走り分岐12:08…12:30平笠不動避難小屋13:26…14:00ツルハシ…15:23上坊登山口 ルートマップ(ヤマレコ) |
未舗装の林道をガタゴトと車を走らせて上坊登山口に着いた。山と高原地図ではすでに登山道の中に入り込んでいる。岩手山登山道としてはあまり人気のないコースのようだ。登山届も用意されているが今回はパス。広葉樹林帯の中を歩き出す。 | |||||
上坊登山口 |
樹林帯の中を歩き出す |
展望はなし |
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石祠が所々置かれる |
ツクバネソウの花は実になり |
合目石 三合五勺とある |
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何となく夏の終わりを感じさせる道。合目石に勺が使ってあるのを見ると歴史を感じる。展望はなく花も少ない道を黙々と歩く。 | |||||
雲が出てきた |
ツルハシで焼走りコースと合流 |
一息入れる |
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ツルハシまでの道は単調な登りだが傾斜がそこそこあり順調に高度が稼げる。ひょいとツルハシに出た。焼走りコースと合流だ。ナナカマドが赤い実をつけている。一息入れて避難小屋を目指す。ここからは傾斜が緩く楽な道だ。 | |||||
立派なダケカンバ |
展望が出てきた |
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避難小屋からは山頂部がドーンと目の前にそびえる。ここを直登するのか。山頂部は風が強いとすれ違った登山者が話していたな。お花畑への分岐を右に分けて登りにとりかかる。高度を上げるにつれ展望が広がってくる。明日予定している八幡平が見える。 | |||||
御釜湖が見える 平笠不動避難小屋を見下ろす 遠く八幡平 |
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もう少し |
お鉢巡りの始まり |
何かな |
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山頂部に近づくにつれ風が強くなってきた。ライトダウンを着込んでお鉢に到着。景色が一変する。なんか山全体は浅間山に似ている気がするなあ。連休明けの平日のためかさすがの百名山も登山者は少ないようだ。先ずは薬師岳を目指そう。 | |||||
妙高岳 色が違う |
薬師岳はすぐ |
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広い山頂だ。雲はあるが遠望は利く。360度の大展望だ。記念の一枚を撮ってお鉢巡り。風強いしランチは避難小屋に降りてからだな。軽快に足は進む。次々と景色が変わるし、これは歩かないと損だな。 | |||||
薬師岳から下って振り返る |
お鉢巡り いくつもの石仏がお鉢に置かれている |
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何の剣? |
火口原に降りてみると |
岩手山神社奥宮があった |
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お鉢には石仏が置かれ信仰の山であることがよくわかる。鉢から内側に入る道があったのでそちらに。やがて神社らしきところに出たがよくわからずにいた。するとそこで休んでいた地元の登山者と思われる人から、ここは岩手山神社奥宮(宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと)、倭建命(やまとたけるのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)の三神が祭られている。)、その右には岩手山神社を建てた坂上田村麻呂が祀られているとのことだった。 | |||||
妙高岳にも歩いて行けそう |
お鉢巡り全開 風つよい〜 |
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薬師岳を望む |
柳沢コース(馬返し登山口) 八合目避難小屋が見える |
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お鉢を巡りながら見る岩手山は魅力的だ。登山コースもいくつもありそれぞれ違った魅力がありそうだ。「ふるさとの山に向かいて いうことなし」何度か訪れてみたい山だなあ。 | |||||
そろそろ一周 強風だ〜 |
鬼ヶ城と呼ばれる岩陵帯 登山コースでもある |
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強風の中、大変(ライフ倒される)ではあったが楽しいお鉢巡りを終えて平笠不動避難小屋を目指す。下りは楽ちんだ。 | |||||
平笠不動避難小屋 裏の岩にも登れる |
避難小屋裏 |
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避難小屋には何組か休んでいた。裏岩は小屋のすぐ裏から登れて、しげはササッと登ってきた。よく整えられた小屋はなかなか快適。 | |||||
平笠不動避難小屋 トイレあり |
アキノキリンソウ |
更科升麻 |
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この時期だから花はなかったが、歩いた登山道は花が多そうだ。東北の百名山 岩手山、変化にとんだいい山だった。 |