角田山
かくだやま
481m

新潟県
ミスミソウ、雪割草

 そろそろ花の便りが聞こえてくる頃だ。アカヤシオにカタクリ、ユキワリソウ。ネットで調べれば角田山のユキワリソウが良いようだ。
登山日 2018年03月25日(晴れ) しんぷるライフ、KM、T氏
行 程 角田浜海水浴場P9:20…9:25桜尾根登山口…10:55▲角田山11:35…12:53燈台コース登山口
ルートマップ(ヤマレコ)

 久しぶりの角田山だ。この冬は豪雪のニュースがテレビを賑わせたが、季節を通じての積雪量は多くはないようだ。このところの寒暖差の激しい異常気象は、やはり地球温暖化に関係があるようだ。桜尾根コース、そして燈台コース登山口がある角田浜海水浴場の駐車場は、朝早くから多くのハイカーの車で賑わっている。天気は良く風もあるが何故か遠望が利かない。遠く佐渡島が見えるかと期待したのだが叶わなそうだ。
 桜尾根登山口を入ればあまり勝手な振る舞いはできない。ハイカーが次から次へと行きかうので道を雪割草の撮影に道を塞ぐことは気が引けるからだ。この登山道は私有地ということだが、立派に整備されているのに驚く。いったい誰が?登山道を登っていくと直ぐに雪割草が出迎えてくれる。まだ陽の光が届いたばかりで花弁の開きは良くない。お淑やかに下を向いている株が多い。
 切れることなく雪割草は咲いているのでレンズを覗きこむのに忙しい。数ばかり撮ってもねえ、と面と向かって言われながらも懲りずにシャッターを押す。これは花を愛でる事だからこれでいいのだ。新潟県の花はチューリップと雪割草。県木はユキツバキ。燈台コースで見られる椿をユキツバキだと同行のT氏に教えてもらう。T氏は山の達人なのである。
 ずっと上りが続くと記憶していた登山道もアップダウンがあり、自分の記憶のいい加減さに笑いが込み上げる。スギ花粉もここ角田山には全く無縁で目のかゆみは全くないが鼻水が垂れるのは何故だろう。やがて途切れがちになるとカタクリがを姿を見せる。もうすっかり春なんだな。

カタクリが群生している

燈台コースへ

残雪の山頂

日向にはカタクリが…
 角田山の広い頂上は多くのハイカーで賑わっている。残雪があるので休憩範囲は限られている中、運よくベンチに座ることができた。

ショウジョウバカマ

キクバオウレンだとか

キクザキイチゲ白

燈台コースを一望する
楽そうだが意外と歩きでがあるかも
 泥濘を予想してスパッツを装備したがさほどではなかった。雪融けが早かったのだろう。燈台コースの下りは何といっても解放感がいい。上州群馬では山歩きしながら海を見るなんてあり得ないからね。ああ、快感。気持ちいい〜。

角田山

燈台が近くなった

角田浜海岸(海水浴場)
 ユキワリソウを愛で、開放感あふれる道を日本海に向かって歩く燈台コースは素晴らしい。久しぶりに心躍る山行になった。感謝だけ。
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