平標山 たいらっぴょうやま 1984m 新潟県・谷川連峰 |
この時期にはつい訪れたくなる平標山。まだ花の最盛期には早いが登ってみよう。 |
登山日 | 2017年5月29(晴れ) | しんぷる |
行 程 | 平標山登山口10:10…10:56送電鉄塔10:57…11:32△松手山11:33…12:40▲平標山13:00…13:26平標山の家13:30…14:03平元新道登山口…14:48平標山登山口P ルートマップ(ヤマレコ) |
平日だけあって駐車場は空いていた。ハクサンコザクラにはまだ早いからかな。今日は時間的に平標山だけになりそうだから、平元新道から歩いてみようかと思ったが足は自然に松手山コースに…。駐車場脇にはレンゲツツジが咲いている。 | |||||
一輪咲いて 一輪咲いて・・・ 守ってください 花 平標山 |
トイレが新しくなった 水洗 山と高原地図がなくなったね |
駐車場から登山口へ 熊注意 平元新道からは登ったことがない |
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登山道に入るとハルセミの合唱だ。その鳴き声を聞くと夏山が始まるのだなと感じる。すっかり緑に覆われた広葉樹林帯だが、意外と暑くはなく歩きやすい。初めのうちは特に見る花もなく淡々と送電鉄塔を目指すことになる。 | |||||
ミツバツツの出迎え |
タチツボスミレですか |
言わずと知れた苗場山 |
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フデリンドウですね |
ミツバチグリかエチゴキジムシロ |
巨大な送電鉄塔が最初の目標 |
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ニシキゴロモですね シソ科 |
ミネサクラだよね |
オオカメノキ |
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樹林帯を抜けると爽やかな風が吹き抜けて行く。無風の樹林帯はそれなりに暑いからとても心地よく感じる。いつもは登山者が休憩している鉄塔下は今日は誰もいない。アクエリアスを三口飲んで再び樹林帯へ入る。足元には何気に花が迎えてくれている。再び樹林帯を抜けると松手山はもうすぐだ。 | |||||
ナエバキスミレ |
大きな標柱はなくなった |
山頂部が見えて来た |
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写りが悪いがマンサクの木 |
登山道と苗場山 |
ミネザクラが写っているけど |
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松手山まではわずかな残雪があるのだが今年はない。群馬は積雪量が多かったが新潟は少なかったのだろうか。苗場山の残雪も少ない気がするし。足元にはエチゴキジムシロ、ナエバキスミレなど新潟を冠した名前の花が多い。赤系はイワナシくらいかな。稜線に出ればハルセミの合唱は終わり、ウグイスのさえずりが響き渡る。それぞれ個性的な鳴き声だ。 | |||||
いつもの場所にシラネアオイ |
エチゴキジムシロか |
シャクナゲが咲き始めた |
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これもミネザクラ 遠望は三国山 |
所々に残雪 |
どうやらカモシカの死骸らしい |
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ハクサンイチゲは咲き始め |
イワナシが多い |
ヒメイチゲだね |
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足元の花を探し、時には稜線を振り返りながら平標山を目指す。ハクサンイチゲの群生地はまだ準備中。少しだけ咲きだしてはいる。まだ雪融け直後に咲く花が主流といった感じだ。平標山の山頂手前にはミツバオウレンが沢山咲いていたのだが、今年はまるで姿が見えなかった。登山道の変化に絶えてしまったのだろうか。 | |||||
仙ノ倉山方面を展望する |
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谷川岳方面 遠景は至仏山かな |
平標山の家方面 大源太、三国山へ続く稜線が近い |
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平標山の頂上も空いている。仙ノ倉山方面から階段を登山者が登ってくるが、お花畑に目をやる登山者はいない。まだ咲き始めていないのだろう。このまま山の小屋方面へ下ることにした。 | |||||
2ヵ所に雪が残る |
シャクナゲの花芽は少ないようだ |
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ショウジョウバカマ |
エビス大黒の頭 遠景は武尊山 |
山の家までもう少し |
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山の家までに2ヵ所雪渓が残るが快適そのもの。花はショウジョウバカマがほとんどで面白みはない。花見には少し早かったようだな。 | |||||
山の家からの展望 |
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ブナの林が美しい |
タムシバやムラサキヤシオが点々と咲く |
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山の家からの下りはエンレイソウが多い。あらかた実を結んでいる。タムシバの白やムラサキヤシオの赤がブナの樹林帯に彩りを添えている。単調な階段の下りだが意外と満足できた。この時間になって登ってくる登山者が数組、今日は山の家に泊まって縦走なんだろうか。 | |||||
エンレイソウ |
ムシカリ(オオカメノキ) |
ツクバネソウだな |
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平元新道登山口 |
登山口にもフデリンドウ |
平元新道を駐車場まで戻る |
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快調に平元新道登山口まに降り立った。あとは林道を戻るだけだ。ヤカイ沢の豊富な水を頂いて駐車場へ戻った。山と高原地図では別荘地を通らないルートに変更されている感じだ。平標山の花の季節は始まったばかりだ。 |