湯の丸山
ゆのまるやま
2101m


嬬恋村・長野県東御市

 白銀の日本アルプスを眺めたくて残雪の湯の丸山を目指した。絶好の好天気だが歩きだしてびっくり。なんとデジタルカメラのSDカードが抜けていた(笑)。
登山日 2017年4月16(晴れ) しんぷる
行 程 烏帽子岳登山口6:30…6:51中分岐…7:00鐘分岐…7:39▲湯の丸山7:48…8:06鐘分岐…8:30登山口
ルートマップ(ヤマレコ)

 早朝の地蔵峠駐車場は静かだ。仕度を済ませて歩き出すと先行者が一人、どうやら付いて行くことになりそうだ。時間を記録するために烏帽子岳登山口の写真を撮ろうとするとシャッターが押せない。おかしいな。今日は白銀のアルプスの山並みを撮ろうと望遠レンズを用意したのにまいったな。な、なんとカードが入っていないじゃないか。予備のコンデジもないしスマホのカメラだけか。普段利用していないからどの程度撮れるのやらわからない。最初から大トラブルだ〜。

地蔵峠からキャンプ場への道

キャンプ場から望む湯の丸山

臼窪湿原は雪原になっている
 気を取り直してカメラを車に残し歩き出す。隣接の湯の丸スキー場は今シーズンの営業を終えている。キャンプ場への道を進む。雪は程よく締まって歩きやすい。ストックを片手にやや足早に歩いて行く。トラブルの後で先行者の姿は見えない。キャンプ場に出ると目指す湯の丸山が見えだした。空の青が深い。湿原は雪原に変わりカラマツ林が空との境界になっている。

中分岐に出た ここから鐘分岐を目指す

鐘分岐から望む湯の丸山

程良く締まった雪の上を歩く
 林の中に入り中分岐に出るとここからも山頂付近が見える。あまり雪はないようだ。鐘分岐を目指し林の緩斜面を上っていく。わずかにトレースが残り立木に青のリボンが付けられているので安心だ。今年のレンゲツツジはどうだろうか。昨年はあまりにもひどくて随分とガッカリしたものだ。昨日のアカヤシオ山行きから考えると今年は良いようだ。

四阿山 草津白根山方面

浅間山方面は逆光になる
 鐘分岐から本格的な登りに入るのでここで軽アイゼンを付ける。仕度は昨日と同じ。毛糸の帽子を被っているが暑いくらいだ。登っていくと反対向きに足跡が付いている。既に一人の登山者が登山を終えているらしい。高度を上げて行くと先行者の姿が目に付いた。どうやらアイゼンなしで登っているようだ。徐々に展望が広がってきて上信国境の山が輝いている。八ヶ岳方面は霞んでいて山容がはっきりしない。山頂からは果たして北アルプスの山並みが広がっているのだろうか。

山頂からは北アルプスを一望できる
 先行者にわずかに遅れて山頂に着いた。くっきりとはいかないが取り敢えず北アルプスは一望できた。スマホで撮る。

ぼんやり火打・妙高

湯の丸山北峰方面

北アルプス北部白馬岳方面

湯の丸山道標と北アルプス
 湯の丸山山頂は風が冷たく寒い。あわててライトダウンを着こんだ。すっかり雪が消えた広い頂上を回って展望を楽しむ。今日は黒斑山のほうが良かったかな。今年の北毛は雪が多い年となった。谷川連峰・武尊山もまだ真っ白だ。アカヤシオの開花も遅れている。いよいよ花の季節に入っていく。今年はどんな山歩きが出来るのかな。

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