石尊山
せきそんさん
1,049m


中之条町

 tomoの奥利根山歩きで昨年11月に高田山のモミジの紅葉が素晴らしいとあった。今年は是非に行ってみたいと思っていた。今年は紅葉が遅れていることもあり、やや早いかなと思いながらも出かけてみた。
登山日 2016年10月31(曇り) しんぷる
行 程 駒岩登山口10:20…10:45鳥居…11:05獅子井戸の水場…11:30▲石尊山11:45…12:27駒岩登山口

 四万温泉へと続く道は紅く色づき始めている。街道にあるりんごの直売店には観光客が立ち寄る姿が見える。薄日が射してきたものだから急遽準備を整えて駒岩の登山口までやってきた。集会所は以前と同じたたずまいで、バスケットボールのゴールもそのままだ。

石材店の角

ヒルに注意

良く手入れのされた杉の植林
 思い出に残る山行は、何故か小さかった頃の子供達と登った山が多い。今でもその頃の様子が脳裏に浮かんでくる。この高田山・石尊山もその一つだ。単独で記憶に留めるのは、山の景色と道くらいなものか。登山口に当たる石材店の記帳簿もそのままだ。ちょっと開いてみたが、記帳せずに歩きだした。若竹が目に着く道だ。枝打ちがされ手入れが良く行き届いた杉林の中を歩いて行く。杉の伐採作業が行われた跡なのか、重機により開かれた作業道が縦横に走っている。古くから歩かれてきた道はズタズタに寸断され、作業道が登山道と化していた。この作業道には、罪の意識からか、切れ目なく高田山への道標が立てられていて迷うことはない。

熊にやられたか

鳥居がある

道標は熊の被害を受けたか
 作業道は意外と傾斜がきつく息が切れる。頻回に立てられている道標に従って立派な杉林の中を歩いて行く。やがて古くからの登山道への標識があり、以前歩いたことのある道へと入って行く。間もなく杉林が終わり雑木林に変わった。ペンキで塗られた木製の道標は、熊によると思われる破壊行動により一部破損している。この辺りはまだ色付きはなく緑一色といったかんじ。やはり訪れるのが少し早かったようだ。

まだ緑

やはりやられている

まだまだ緑に少し交じる紅葉
 水がチョロチョロと出ていた水場は今は枯れている。紅葉・楓の紅黄葉期待して来ただけに少々意気消沈だ。しかし、このまま下るのはあまりにも張り合いがないので、石尊山まで登って展望だけは見て帰ろう。

ポツリポツリ

黄葉はいい感じ
 雲の出現に備えて拾った杉の枝をストック代わりにして、何となく色づき始めてきたような林を登って行く。確かに紅葉・楓の類が多い。緑ばかりだった葉の色が徐々に紅や黄色に変わってきた。げんきんなもので少し元気が出てきた。

ようやく見頃

まだこれから楽しめる

石尊山直下は見頃

ツツジも
 岩の小ピークである石尊山直下は鮮やかな紅葉に染まっていた。その頂に出ると一気に展望が開けた。高田山方面はすっかり紅黄葉に染まっている。登ってきた方面を振り返っても紅黄葉の山となっている。先ずはゆっくりと展望を楽しもう。

新しい山頂標識

高田山

すかいさんの山頂標識

石尊山から南方面のパノラマ
 日常では季節の移ろいを感じる感性が鈍くなってきたような気がする。しかし、こうして自然の中に入り込むと、さすがに感じずにはいられない。ある意味、幸せな時間なんだろうなあ。
 高田山方面の紅黄葉が良いものだから、足を延ばしてみようかと一瞬迷いが生じたが思いとどまった。これからは急峻な痩せ尾根のアップダウンの連続で、今年5月には県内の登山者が滑落事故を起こし亡くなっている。今日はあまり意欲がないので止めておいたほうがいいだろう。早々に下山して旨いものでも食べよう。
 そろそろ初雪の便りが届きだした。紅葉を楽しんだ後は雪山を眺めることが目的になるに違いない。寒いのは嫌だけど…。

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