金精山・五色山 こんせいざん・ごしきやま 2244・2379m 片品村・栃木県 |
初めて日光白根山を登ったのはもう14年前にもなる。ネットで白根山を調べてみると、金精山から五色沼、前白根山を巡って日光白根山を登るのがお勧めのコースとあった。当時は日光白根山を登るのは一大決心、貴重な山歩きだから最高のコースを歩きたいと思っていた。今となってはごく普通の登山道ではあるが、再び金精峠から金精山・五色山コースを歩いてみてよかった。 |
登山日 | 2016年6月10日(晴れのち曇り) | しんぷるライフ、KM、Tさん |
行 程 | 菅沼P9:45…10:40金精峠10:50…11:35金精山11:40…12:00国境平…12:25五色山13:10…14:00弥陀ヶ池…15:25菅沼P |
天気は良いが平日のためか登山者は少ない。菅沼駐車場近くの金精峠への登山道へと入っていく。笹は深いが道はしっかりとしている。以前、湯泉ヶ岳に登った際に通った道は土砂が大きく流出し分断されている。しかし途切れることなく赤テープが付けられて迷うことはない。 | |||||
金精峠登山道入口 |
笹が高い |
カニコウモリの大群生 |
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土砂が流出して登山道が分断 |
コミヤマカタバミが時折咲く |
ミツバオウレン |
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道にはカニコウモリの緑色の若葉が目に鮮やかだ。これから多くの花を咲かせるのだろう。やがて道は沢筋を離れ安心して歩ける道となった。足元には時折コミヤマカタバミの清楚な花が咲いている。やがて明るく空が開けてくると金精峠についた。一息入れよう。 | |||||
金精峠に着いた |
湯ノ湖と男体山 |
金精峠道標 |
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シロバナノヘビイチゴかな |
シャクナゲ |
ミヤマクロウスゴ |
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金精山を目指して歩き出すとアズマシャクナゲが目についた。少し遅い感じだが、さらに歩いていくと西側斜面に多く群生している。色鮮やかなものが多く、その数の多さにも驚かされる。湯泉ヶ岳のシャクナゲもよく知られているが、それ以上ではないだろうか。さらに白花のヒメイワカガミ、ピンクが濃いコイワカガミやミツバオウレンの群生が現れて急に元気が出て来た。 | |||||
標高を上げるとオオカメノキが |
アズマシャクナゲ |
色が濃い |
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シャクナゲが続く |
金精山が近くに見えるが |
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四郎岳と燕巣山 |
湯ノ湖と男体山 |
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白花のヒメイワカガミ |
ピンクのコイワカガミ |
コミヤマカタバミ |
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尾瀬や日光方面の展望もよく、お勧めコースだと照会されるのも納得できる。道はだんだん険しくなり梯子付きの急登となってきた。前回の歩きでは山頂に立った記憶が全くない。急登梯子の記憶もない。あれだけ思い入れをして歩いたはずなのに、すっかり忘れてしまうものなのだろうか。 | |||||
燧岳の双耳峰が見事だ |
金精山への急登 |
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梯子が宙ぶらりん |
尾瀬方面を望む |
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いずれにせよ金精山の頂に立った。栃木百名山の標識が付けられている。山頂からの展望は当山ながら良い。尾瀬や日光方面の展望が大きく開けている。湯泉ヶ岳が国道を挟んで大きく対峙している。 | |||||
金精山頂上 |
温泉ヶ岳 |
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コメツガの林 |
笹が出てくる |
国境平 |
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コメツガ林を五色山方面に下っていく。一応赤テープが付けられているが道ははっきりとせず何処を歩いてもよさそうだ。国境平で湯元からの道を合わせる。五色山への上りに入ると笹原が広がり風景が変わってきた。すれ違う登山者も出てきて、意外と良く歩かれているコースなのですねえ。一旦平地となり五色山が見えてくると、一踏ん張りでその頂に立った。 | |||||
笹の原 |
五色山の上りに入ると笹原が広がる |
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溶岩ドーム |
五色山頂上にて |
山頂のダケカンバ林 |
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溶岩ドームが大きい。眼下には五色沼。日光方面は既にガスがかかり展望はない。前白根山までの予定だったが、今日はここまでとした。 | |||||
尾瀬方面 至仏山〜燧岳 |
笹の道がいい感じだ |
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五色沼と外輪山 |
五色沼の色合いが違っている |
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弥陀ヶ池と歩みを進める。笹原は相変わらずだ。シラネアオイ保護地の柵は倒れて荒れている。もはや鹿からの被害は避けられないだろう。下りあり上りありで弥陀ヶ池近くまで来るとニホンジカの親子と出くわした。熊と違って襲ってくることはないので心配はいらない。むしろ慣れたもので、こちらを注意しながらも草を食している。罠にかかったのだろうか、親鹿は片方の後足が欠損してビッコを引いていた。 | |||||
シラネアオイが保護地に咲く |
ピンクのコミヤマカタバミ |
ムラサキヤシオが一株 |
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弥陀ヶ池の保護地ではわずかにシラネアオイが咲いていた。保護地一面にシラネアオイの紫色の花に染まる日が来るのだろうか。菅沼駐車場に戻るが管理人は不在だった。どうやら平日は無人のようだ。 |