谷川岳
たにがわだけ
1963m

谷川連峰 みなかみ町

 明日から6月一杯、谷川岳RWは点検整備のため運休となる。家でじっとしているより、山を歩いている方が腰の具合が悪くならないライフさんを誘って、谷川岳天神尾根に出かけてみた。谷川と聞くと、何となく大変という思い込みを払拭させてあげなければ。
登山日 2016年6月5日(晴れ) しんぷるライフ
行 程 天神平8:53…9:37避難小屋…10:03天狗の留まり場…10:40肩の小屋…11:00オキノ耳11:50…13:15天神平
 谷川岳もRWを利用して天尾根を行けば2時間そこそこのコースタイム。近くていい山なのだ。二人で往復¥4,120なり。ちょっと高いかな(^_^;)。RW乗り場は空いている。時刻が早いのか遅いのか、それとも客が少ないのか。まあ、いずれにせよ天神平へは連れて行ってもらえるから問題はないのだが…。谷にはタニウツギが咲いている。もう雪融けの花は終わっているだろう。さて何にお目にかかれるのかな。

天神平駅を出る

白毛門、笠ヶ岳、朝日岳方面

いざ、天神尾根コースへ

ヒメシャジン

双耳峰と西黒尾根が良く見える

イワカガミ
 天神平からさらに天神峠へのリフトはまだ乗ったことがない。1回くらいは経験しても良いよねと話しながらもいつもの道へ。そこはすでに草原になっていた。日陰の登山道に入っていくとイワカガミがお出迎えだ。わずかにムラサキヤシオの落花があった。ウグイスの鳴き声が遠くから聞こえる。

ツクバネソウ

ベニサラサドウダン

ウラジロヨウラク

ユキザサ

アカモノ
 避難小屋からは歩幅を強いられる上りとなる。夏の谷川は暑いが、今日は半曇りで比較的歩きやすい。登山道脇に咲くイワカガミ、アカモノ、マイヅルソウなどを愛でながら快適に歩いていく。肩の小屋下の雪渓はすでにあらかた融けて残雪の上を歩くこともない。随分と空いていたRWだが、登山道を歩くハイカーの数は多い。

オダマキ

ゴゼンタチバナ

川棚ノ頭と爼ー、天神尾根では主役級のパノラマ

イワカガミ

オオバキスミレ(ナエバキスミレ)

ミツバオウレン
 トマの耳は混んでいるのでスルーしてオキの耳へ。いつものところにシラネアオイが咲く。トマからオキの間はミツバオウレンも数多く咲いている。咲き終えて無残になったシャクナゲの姿も見える。やがてハクサンイチゲとチングルマ、ユキワリソウが目に留まるようになるとオキの耳へ着く。朝日岳方面を見ながらランチとした。山煙草ガールが数人いた。山で煙草の匂いは本当にお断りだ。

主稜線がすっきりと見えている

一ノ倉、茂倉岳

ユキワリソウとハクサンイチゲ

 

 
 曇りの予報だったが意外と青空が見えている。主脈はすっきりと晴れ縦走に思いを馳せる。大水上山方面にはまだ多くの雪渓が見える。その左手には越後駒ヶ岳と中ノ岳が勇姿を見せている。利根川源流の地にもう一度立ちたいものだ。

オキの耳から主稜線

トマの耳

肩の小屋下の雪渓

下る

遠景右は武尊山
 帰路、暑さで融けた雪渓の水で登山道が沢のようになっていた。あと1〜2週間もすれば雪渓もすっかり融けてしまうのだろうか。登山者の服装もここ数年で大きく様変わりした。若者が数多く山に入るようになり、登山ブームが起こっていることが原因と思われるが、中高年も若者に負けじと派手な服装が目立つ。振り返った際のしわ顔を見るとそのギャップに笑いがこみあげてくる。やはり年相応の仕度というものがあるのではなかろうか。いずれにせよ、天神尾根コースは決してきついコースではないと納得してもらえた山行となったようだ。
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