筑波山
つくばさん
877m


茨城県つくば市

 「筑波山を日本百名山の一つに選んだことに不満な人があるかもしれない。高さ千メートルにも足りない、こんな通俗的な山を挙げるくらいなら、他にもっと適当な名山がいくらでもあるではないかと。しかし私があえてこの山を推す理由の第一は、その歴史の古いことである。(中略)関東周辺の山から遠くを眺めると、朝靄の上に鋭く立った峰がある。あんな所にあんな高い山はないなずだが、−としばらく戸惑った後、それが筑波山であることを悟るのであった。(中略)この二峰並立が筑波山のいい姿であって。昔から男神女神として崇められてきた。東峰を女体山としてイザナミノミ命を、西峰を男体山としてイザナギノ命を祀った。」(深田久弥「日本百名山」から)
登山日 2016年4月29日(晴れ) しんぷるライフ、KM、IT、Fさん
行 程 つつじヶ丘10:41…(おたつ石コース…)10:12弁慶茶屋跡10:15…(白雲橋コース)…11:00▲女体山11:10…11:25御幸ヶ原12:17…12:28男体山…13:56つつじヶ丘
 筑波山は男体山と女体山の2つの峰を持ち、古くから信仰の山として栄えてきた。男体山は伊弉諾尊(伊耶那岐命イザナキノミコト)、女体山には伊弉冊尊(伊耶那美命イザナミノミコト)の二神が祀られている。そして女体山には一等三角点が置かれている。
 筑波山神社前を通り過ぎてつつじヶ丘駐車場を目指す。登山道はいくつかあるようだが、つつじヶ丘からのおたつ石コースが最短コースのようだ。ロープウェイ駅があり女体山頂駅までわずか6分で結んでいる。GWであり観光客が多いようだ。

つつじヶ丘駐車場

登山口だ 女体山まで1.8km

階段

登山道が広がってやれやれ

渋滞の登山道 列をなして歩く

弁慶茶屋跡 
 ここから歩く人はハイキングを楽しむ気持ちがあるのだろう。つつじヶ丘高原までの階段状の道を上って行く。ヤマツツジはまだ花芽が堅いようだ。ハイカーの数が多く列を成して歩いていく。筑波山は観光地なんだよな。やがて広場に出た。弁慶茶屋跡だ。ここで白雲橋コースからの道を合わせる。ここまで約1Km、30分程だ。汗もかいたし一息入れよう。緑はすっかり濃くなってきているが、中には新緑萌える木もある。

新緑萌える

弁慶七戻り

同じく反対側から 岩が今にも落ちそう
 歩き出すと直ぐに弁慶の七戻り。石門であり聖と俗を門だとか。頭上の岩が落ちてきそうで怖い。相変わらず列をなしての歩きが続く。山慣れしていない観光客が多いせいかすれ違いも要領が悪い。所々、巨岩や奇岩が命名されいてそのいわれを読むのも面白い。

国割り石

ミツバツツジが色鮮やかだ

女体山頂上が見えた
 大岩がゴロゴロしていて、筑波山は火山だったのかと思わせるところもあるが、実際には火山ではなく、隆起した花崗岩が雨風で浸食・風化されてできたとされるようだ。小さい子もたくさん歩いていたが、ちょっと大変な登山道かもしれない。やがて山頂部が見えて来た。

女体山から男体山

女体山頂

筑波山南方の丘陵帯

先端の岩場で一枚

女体山頂上
 山頂は人でごった返し。それでも図々しく記念写真を数枚撮ってもらった。展望はさぞかし良いのだろうが、今日は遠望が利かない。登って来るなら冬か夜景か。落ち着かないので御幸ヶ原に急ぐ。途中にも命名された岩が幾つもある。ガマの口にはなかなか石が入らないようだ。

御幸ヶ原

女体山方面

 

男体山頂上

 

つつじヶ丘高原に戻ってきた
 御幸ヶ原でランチを終え男体山に上ってみる。山頂には伊弉諾尊が祀られた社があるだけで登山の対象にはなりにくい頂かも。御幸ヶ原では筑波山名物 ガマの油売り口上が保存会の人達により行われていた。合わせて熊本地震の義捐金を募っていた。口上をゆっくりと聞いてみたかったなあ。来た道を人混みに紛れてつつじヶ丘まで戻った。

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