坂戸山
さかとやま
634m

新潟県南魚沼市

 坂戸山の楽しみは、花と残雪の上越の山々の展望に尽きる。花はカタクリ、イワウチワ、イワナシ、タムシバ等々。展望は越後三山、苗場山、谷川山系等々。そして魚沼平野と魚野川の流れだろうか。今年は降雪が例年の半分以下とのことで、坂戸山はすっかり雪解けを終えて、花の季節が2週間ほど早く訪れてしまった。昨年は残雪があり開花も遅かっただけにその違いに戸惑うばかりだ。里山ではあるが魅力的な坂戸山を歩いてみよう。
登山日 2016年4月16日(晴れ) しんぷるライフ、KM、Fさん
行 程 城坂登山口10:00…10:35桃の木平…10:55坂戸山…11:15大城12:00…12:15坂戸山…(薬師尾根)…13:00鳥坂神社
 さいたま市六日町山の家付近の駐車地にFさんの車を停めて歩き出す。ネット記録によれば先週が花のピークの感じだ。今週は暖かい日が続いていることもあり開花は一気に進み、花も盛りを過ぎているかもしれない。城坂登山口と薬師尾根登山口の桜が咲き残っているのが目につく。今回は城坂を上り、薬師尾根を下るコースだ。山菜採りの人達の姿も目に付く。アケビの新芽を採っているのかな、それともコゴミ?

さあ歩き出す

桜も満開かそれ以上?

なにか話し合いかな

城坂を上って行く 例年の残雪は全くない

ヤマザクラが迎えてくれる
 気温はグッと上がり、プロトレックでは25℃を示していてすっかり夏日の様相だ。城跡のカタクリは働き盛りを過ぎ、重力に負けて花弁はすっかり垂れ下っている。自分を見ているようで嫌だなあ。やはり先週がピークだったかな。さすがに今年は早すぎる。足元にはエンレイソウ、タチツボスミレ、カタクリが咲いている。例年、沢には残雪がたっぷり残っているのに今年は全くない。年々降雪が少なくなっているのだろう。

エンレイソウ

キブシ

タチツボスミレ
桃の木平のカタクリ群生地
 桃の木平に出るとカタクリが今が盛り。花弁は重力に負けず反り返っている。若さっていいなあ。花と展望に誘われハイカーの数も多い。ここまで来れば山頂は近い。すれ違う登山者と挨拶を交わしながら歩いていくと、山頂手前で石塚さんご夫婦とばったり。いつもと逆コースの薬師尾根上りで城坂下りとのこと。しばし会話を交わし、次の再会を約束してお別れをした。

桃の木平

さあ山頂だ

古城への稜線にはタムシバが咲き誇る

純白の花は清楚で美しい
 山頂で記念写真を撮って大城を目指す。この稜線はタムシバ、イワナシ、マンサク、カタクリ、ヤマザクラが咲く。

八海山とタムシバ

稜線歩き

タムシバばかり

魚沼平野

同じような画像ばかり

大城から坂戸山を望む

タムシバの中を戻る

タムシバ

イワナシ

エチゴキジムシロ

イワウチワ

ユキグニミツバツツジ

イワナシ

薬師尾根から坂戸山稜線を振り返る

桜は十二分咲き
 チョット時期を逸してしまったようだがそれなりに花を楽しめたようだ。カタクリはこの先一週間で盛りが終わりになりそう。タムシバは今年は大当たりの様でコメが豊作になるとのことだが、降雪が少なく水不足が心配だ。期待を裏切らない坂戸山だった。
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