谷川岳
たにがわだけ

1963m
みなかみ町

 今年は残念なことにまだ一度も谷川岳を訪れていない。昨日今日と素晴らしい秋晴れで、こんな日に山を歩かないのは凄く損をした気分だ。出足は遅いが歩けるチャンスに恵まれた。もっとも簡単なコースを往復する。
登山日 2015年1110月03日(晴れ) しんぷる
行 程 RW天神平駅10:20…10:55避難小屋…11:25天狗の留まり場…12:03▲谷川岳トマの耳13:00…13:43避難小屋…14:14天神平
 天気は最高だ。10時をまわってしまったが空には雲ひとつない。観光地でもある谷川岳は紅葉が終わってしまったためか、混雑するほどの人出はない。観光客はさらにリフトに乗り天神峠まで行くようだ。登山者は平日でもあり少ない。それとも時間が遅くて一番最後のほうなのか。

天神平から谷川岳と西黒尾根

ブナもすっかり葉を落としている

すっきりと谷川岳

振り返れば山並みが幾層も重なっている
 風もなく絶好の登山日和だ。こんな日が年に何回あるだろうか。もっと早く出発出来れば良かったが仕方がない。寒さに備えてと長袖のヒートテックの肌着と長袖の山シャツを着てきたがどうやら失敗だった。機を見て脱ぐことになりそうだ。あまりの天気の良さに興奮していたのか、どうも足が速く動いてしまっている。身軽なこともあり何とかなっているがいずれペースダウンを強いられそうだ。

天神峠を振り返る 武尊山 袈裟丸連峰 赤城山が遠景に

阿能川岳から小出俣山への稜線 遠景に浅間山

オジカ沢ノ頭から川棚ノ頭

笹と枯れ原が山頂まで続く
 前を歩く登山者の姿も見えず熊穴沢避難小屋に着く。汗もかいてしまった。ここでシャツを脱ごう。ここからは傾斜も増してくるため少しペースを調節していかないと足が上がらなくなるぞ。鎖場を抜けて行くと徐々に展望が開けてくる。左右を見回しても、足を休めて振り返っても素晴らしい展望が広がっている。天気に恵まれた日の谷川岳は本当にいいものだ。近くていい山なのだ。

日陰は雪が残る
中央遠景は赤城山
 深田百名山に興味があるわけではないが、谷川岳の山頂からは幾つの頂が見えるのだろうか。今日は榛名山の遠景に富士山が鎮座している。おそらく終日、見ることが出来たのではないかな。振り返れば幾重にも重なる上州の山々の墨絵が素晴らしい。

オキノ耳と巻機山

越後駒ヶ岳(左)と中ノ岳
 今日はトマの耳でゆっくりと景色を楽しもう。久しぶりに山頂で長居を決め込みたくなる日和なのだ。山頂の一角に腰を降ろしてくつろぐ。いつもは賑わいを見せるトマの耳は登山者が少なく静かで快適だ。展望がない時のようだ。天気に誘われてオキノ耳まで足を運ぶ登山者も多い。

笠ヶ岳と朝日岳

燧ヶ岳と至仏山

武尊山

苗場山の遠景には冠雪の妙高・火打

谷川連峰主稜線が平標山まで 近いような気がする

巻機山

オキノ耳

 茂倉岳 一ノ倉岳 オキノ耳
 平標山までの主稜線が近く感じる。簡単に歩けそうに見えるのだが、その誘惑が怖いのだ。今日はどの山も穏やかそうに見える。富士山、皇海山、日光白根山、武尊山、至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、平ヶ岳、巻機山、越後駒ヶ岳、苗場山、妙高山、火打山、四阿山、草津白根山、浅間山、八ヶ岳、蓼科山、赤城山、はっきりとは分からないが他にも深田百名山は幾つもあるのだろう。

武尊山 遠望は日光白根山 皇海山

肩の小屋 上州の山々の共演

飽きることがないのだ

方位盤と新しくなった山頂標識 そしてオキノ耳
 武尊山は川場、沼田、みなかみにその裾野を広げているのが良く分かる。川場スキー場、玉原スキーパークも武尊山の裾野だ。山頂からの展望は飽きることがない。風の音さえないオキノ耳は静寂の中だ。少し酔いが回ったのかな。

道標が登山者を守る

帰路には誰もいない肩の小屋の前
 いつまでも展望を楽しんでいたいがそうもいかない。天神尾根の下りは案外歩きやすい。何故か大滝詠一の「カナリア諸島にて」を口ずさみながら快適に下って行く。”薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて、海に向いたテラスでペンだけ滑らす、夏の影が砂浜を急ぎ足に横切ると、生きる事も爽やかに視えてくるから不思議だ…”山とは関係のない歌詞なのにね。ダダ・ダーンダン、ダダ・ダーンダンってね。

肩の小屋直下のガレ場

晩秋の谷川岳だ
 下りはどうしても足元ばかり見てしまうから眼下以外の展望がおろそかになってしまう。足を止めて振り返る余裕も必要だな。紅葉はすっかり人の生活圏に移り、帰路のみなかみ町の紅葉はカメラに残しておきたいようだった。ああ、山は良いなあ。

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