乗鞍岳
のりくらだけ

3026m
長野県・岐阜県

 公私ともに何となく山旅が出来ない日が続いてしまった。湯の丸山でレンゲツツジを見てから、山歩きとは随分遠ざかってしまった感がある。その間に歩いたのはニッコウキスゲを楽しみに尾瀬沼へ2回足を運んだだけ。畳平からの乗鞍剣ヶ峰への登山も観光の域を出ないが、とにかく久しぶりの山歩きの実感はある。
登山日 2015年9月20日(晴れ) しんぷるライフ、KM、IT
行 程 ほおの木平9:55===畳平10:40…12:15▲剣ヶ峰13:30…14:20畳平
 シルバーウィークということもあってか沢渡の駐車場には満車の看板が数多く立てられている。紅葉にはまだ早い気はするが、観光シーズンとしてはこの連休は最高の条件だ。8月上旬に上高地を訪れた際にもこれほどの混雑はなかった。上空にはガスが垂れ込め、穂高連峰を望めるかどうかは疑問だ。今日の予定は乗鞍岳なので平湯バスターミナルまでの道を急いでいる。釜トンネル前を通り過ぎ安房トンネルを抜けると平湯だ。ほおのき平バスターミナルから畳平行きのバスに乗り込んだ。畳平は晴れとあるが果たしてどうなんだろう。

遊歩道から畳平を振り返る

大雪渓ではスキヤーの姿がある
 バスの中からは槍穂高連峰が目に入ったが徐々にガスが上がってくるのがわかる。どうやら乗鞍岳からの展望は期待薄のようだ。夏の花期はすでに終わり、かといって紅葉にはまだ早い中途半端な時期だ。バスが高度を上げるに連れ上空に青空が広がってきた。岐阜県側の乗鞍スカイラインは道が狭く、決して快適な高原道路とは呼べないが、ポツリポツリと紅葉の始まりは見て取れる。そうこうしているうちに畳平に着いた。

しっかり生きてました

剣ヶ峰を望む
 畳平は青空が広がっている。昨年、当時2歳半だった初孫のカイが、元気よく登ったという魔王岳が近い。お花畑はすっかり草紅葉に変わり歩いてみたい気にはならない。遊歩道を肩の小屋に向かいましょう。上高地ほどではないだろうがこちらも観光客や登山者が多い。横を見れば雲海が広がり下界の様子は分からない。大雪渓のわずかに残った雪の上でスキーを楽しむ者もいる。好きなんだな。あと一月もすれば雪も降るだろうに。

剣ヶ峰から権現池を見下ろす
 蚕玉岳(こだまだけと読むとか)の白砂を踏み主峰の剣ヶ峰を目指す。登山道は登る者、降る者で譲り合いながらの歩きになっている。遠くの展望はきかないがご近所が見えているだけでも良しとしよう。乗鞍本宮神社奥宮が建つ剣ヶ峰山頂は登山者が列をなして登頂して来ている。山頂への登山道は二手に分かれていて、空いている方を進んだ。先に登ってお湯を沸かせとの申しつけがあり、神社詣でをしてから山頂の片隅に場所を取りバーナーに火を付ける。しかし湯が沸いても女性陣は姿を見せない。日本人の悪い癖で、列が出来ていると付きたくなるようで混んでる側を登っているようだ。山頂に着くと標註の前で記念写真を撮ってもらい、参拝をして下山するのが登山者の一般的な流れとなっている。なんだか流れ作業みたいで悲しい。

腰は悪いが元気です

同行の仲間たちと一緒に
 やがて待ち人が登ってくると同様に記念写真を撮り、しかし、しっかりとコーヒーを淹れて飲むあたりが他と違うところ。雲海を見下ろしながらの一服もまた良し。狭い山頂を避け一段下ってランチとなった。

肩の小屋の裏で登山道は終わり

登山口から剣ヶ峰を望む
 下りには富士見岳には寄ってみたいと思っていたが、リクエストも展望もないので今回はパスだ。乗鞍岳の登山は朝早くないと展望を楽しむには難しいのかもしれない。畳平から再びバスに乗って平湯へと下る。長野側へのバス(乗鞍エコーライン)は便数は同じだが、観光客が多いのか一度に数台出るので一気にはけて行く。さて、今夜は穂高荘倶楽部で仮眠して、明日は高山か白川郷に観光だ。

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