雨乞山
あまごいやま

1068m
沼田市・川場村

 雨乞山は、訪れる人も少ない静かな山ですが、地元のボランティアによりよく整備された登山道は勾配も緩やかで、家族でハイキングを楽しむには最適です。 頂上からの眺望は抜群で、赤城山や子持山、谷川岳などの山々や、片品川沿いに形成された河岸段丘もはっきりと確認することができます。(沼田市観光協会HPより)雨乞山の登山マップ(沼田市)
登山日 2015年6月4日(晴れ) しんぷる
行 程 高平登山口12:30…12:50山頂まで0.8Km道標…13:04▲雨乞山13:18…13:40高平登山口
 秋の様な清々しい天気となったが、晴れたら行こうと思っていた谷川岳は雲がかかっている。何処にしようか決めあぐねていたが近くの雨乞山の展望を確かめに出かけてみた。雨乞山は登山口が4つあるようだが旧白沢村から登ることが多い。川場中野からも登ってみたいと思っている。

登山道ではなく散策道と案内されている

山頂までは1.5km 大半は林道だ
 いつの間にか駐車場も近くに整備され受け入れ態勢は出来ている。1台止まっていたがチョンボして案内板近くに駐車した。案内板から散策道入ると直ぐに道標が立つ。道標には雨乞山登山道入口を指している。取り立てて目立つ花はないが緑が美しい。

フタリシズカが沢山咲いている

林道は緑一色
 秋を感じるような乾いた清々しい風に吹かれながら林道を歩いて行くと、おそらく駐車場に止まっていた車の持ち主だろう、すれ違いざまに、「山頂は学校の登山で生徒150人が占拠していて参りました。」と。本当に参ったね。でも、山頂に着くころには下山しているかも、しかし、すれ違いでもすれば挨拶の嵐となってしまうだろう。ゆっくりと歩いていこう。

爽やかな風が吹き快適な林道歩き

ニッコウキスゲが咲きだした

アヤメ

別のところにも
 山頂までほぼ中間地点の道標まで来ると黄色い花が見えた。なんとニッコウキスゲだ。もう咲きだしたんだな。アヤメもある。上を見れば立派な山椒の木がある。若葉をちぎって臭いを嗅ぐとやはり山椒の香りがする。この道は山椒の木が多いようだ。

ハルセミが鳴く

傾斜が緩んできた

シダの群生

分岐道標 もうすぐ山頂
 雑木林の葉の緑と草の緑に目を癒されながらゆっくりと歩いて行く。山頂まで0.3kmの道標を過ぎると、川場方面への登山道から子供たちの声が聞こえて来た。どうやら弁当を食べ終えて下山しているようだ。やれやれだ。そのうちに歩いてみたい道だが今日は山頂へ向かう。

間違えない様に

トイレの前を歩いていけば山頂はすぐそこ

山頂に着いた

子持山を中心に榛名山・小野子三山
 2002年冬に訪れた記憶では石祠が一基あるだけの寂しい山頂だったが、今ではあずま屋やベンチ、パノラマ写真も置かれている。この頂には二等三角点が置かれ石祠を中心にツツジが植林されていた。今は裸地で風に砂埃が待っているが、ツツジの幼木が育った頃にはきれいな山頂になるのだろう。戸神山の展望もいいが個人的には雨乞山に軍配を上げたい。ただ登山道としては面白くないので川場方面からの道に期待しているところだ。

山頂からのパノラマ

川場村小田川への道

山頂の様子 あずまやにベンチ、パノラマ写真、石祠など

赤城山 盟主黒檜山が立派に見える

武尊山は雲がかかる
 山頂から望む赤城黒檜山が実に堂々として盟主にふさわしい山容を見せてくれる。ここからが一番の姿と思うがどうだろう。河岸段丘を見るにも優れていると思うよ。初冬、高山が雪を冠した頃に是非訪れたい山だ。
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