尾瀬ケ原
おぜがはら

1410m
片品村

 水芭蕉を見に行こうと誘われて雨の中を歩いてきた。雨の中を歩くのは実に久しぶりだ。雨のない日が続く中、ピンポイントで雨の日になるとは…。
登山日 2015年6月3日(雨時々曇り) しんぷる、YH、SK
行 程 鳩待峠7:30…8:30山ノ鼻8:35…10:00竜宮小屋10:25…11:25山ノ鼻11:35…12:30鳩待峠
 尾瀬戸倉の第一駐車場は平日雨の日とあってさすがに車が少ない。地元の運転手に聞いても昨日の三分の一程度の人出だとか。強い雨にさえならなければ静かな尾瀬を満喫できそうだ。鳩待峠に着いてもハイカーは少なく閑散とした雰囲気だ。靴ひもを締めて歩き出す。

鳩待峠から山ノ鼻へ下る

小雨の中しっとりとした緑が美しい

水芭蕉が登場

早速カメラを向ける
 足元はまだ花が少ない。コミヤマカタバミが花を付けているがじっと下を向けたままだ。エンレイソウは今を盛りと元気いっぱい。時々オオバキスミレが咲いている。上を見ればムラサキヤシオにオオカメノキが可憐な花を付けている。上ってくるハイカーがそこそこいるのは前日からの御泊まりハイクのようだ。足を滑らせない様に気をつけながら山ノ鼻を目指す。

水芭蕉は丁度見頃

汚れがなくてきれいだ
 階段を下りきれば水芭蕉の群生地だ。花はまだまだ元気に咲いている。思わずレンズが向いてしまう。これからの歩きが期待できる。

ムラサキヤシオも鮮やか

登山者の少ない木道

山ノ鼻に着いた

竜宮を目指して尾瀬ケ原を歩く
 川上川を渡りしばらく歩くと山ノ鼻へと着く。ハイカーの数もそこそこで寂しい印象はない。ビジターセンターに寄って咲いている花を確認だ。う〜ん、さすがに種類はないな。水芭蕉の時期だから仕方ないか。雨は小降りで時々止んでくれる。

水芭蕉が群生をなす

リュウキンカも元気だ

雨も上がり快適な陽気になってきた

燧ヶ岳は遠い
 雨具を着ていてもうっとうしくなく比較的快適だ。まあ、それなりに良いんじゃないのなどと話しながら歩いて行く。花数は多くはないが元気なのが嬉しいところ。しかし竜宮までは遠いなあ。

尾瀬ケ原はまだ茶色

ショウジョウバカマが点々と咲いている

アカハライモリかな

ワタスゲの花 やがて白い穂に
 登山禁止中の至仏山もよく見えていたが、定番スポットで撮ればいいやと安易に考えていたのが甘かった。刻々と天気が変わって行くのが山。雨がやんでしばらくするとガスに隠れてしまった。トホホだ。尾瀬ヶ原には鹿道が幾筋も付いている。ヌタ場のようになっている場所もいくつもある。鹿による被害は深刻なようだ。 

定番スポットだが至仏山が足りない

振り返れば燧ケ岳

伏流点で水が吸い込まれやがて湧出点へ出て行く

竜宮現象 入口
 やがて定番スポットの水芭蕉群生地に到着。水芭蕉は丁度いいのだが至仏山が欠けている。ここでは酒と肴みたいなものだから一方が欠けると味気ないものだ。それでもカメラに収めて竜宮へと入る。伏流水の出入口を見物すると、いよいよ竜宮小屋は近い。

背景は大事

木道の間は具合がいい?
 小屋に着いた頃には雨が本降りになってきた。ランチタイムに合わせて、よくもまあ降ってくれることか。急ぎ喉と腹を満たして帰路へと着く。

竜宮小屋

ボッカさんが雨の中荷運びだ
 尾瀬ヶ原では幾つか小さなゴミが見受けられた。食品の小さな包装袋である。立ち入り禁止の湿原なので安易に入り込めないため除去が出来ない。おそらく意図せず落としてしまったものだろうが、注意してほしいものだ。伏流点では剥がれたソールがくるくると水面を回っていた。

シラネアオイが川上川沿いに咲く

好きな花 イワナシ
 本降りに近い雨の中をただひたすら歩く。木道は思ったよりも滑ることはなく牛首、山ノ鼻へと順調に戻ることが出来た。尾瀬ヶ原はいつの間にか多くのハイカーが押し寄せていた。平日で雨降りの中なのに尾瀬の知名度は凄い。鳩待峠への上りでは、さすがに汗が滲んできた。行きには見落とした花にも出合えて、雨の中のハイキングとしては楽しめたかな。

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